大リーグは27日(日本時間28日)、ワールドシリーズ(WS)の第3戦が米ロサンゼルスのドジャースタジアムであり、2年連…
大リーグは27日(日本時間28日)、ワールドシリーズ(WS)の第3戦が米ロサンゼルスのドジャースタジアムであり、2年連続でワールドチャンピオンの座を狙うドジャース(ナショナル・リーグ)が、32年ぶり3度目のWS制覇に挑むブルージェイズ(アメリカン・リーグ)を延長十八回の末に6―5のサヨナラで破り、対戦成績を2勝1敗とした。
試合時間は、6時間39分。大谷翔平は過去最長タイのイニング数の試合を終え、「うれしい気持ちもほっとした気持ちもある」と語った。
WSは延長戦のイニング数に制限はなく、決着がつくまで走者なしから攻撃を始める。
過去の延長戦の最多イニングは2018年のWS第3戦ドジャース―レッドソックスの十八回。このときの試合時間は7時間20分だった。
この試合、ドジャースは二回、T・ヘルナンデスのソロ本塁打で先制。三回、大谷翔平がWSで自身2本目となる右越えソロ本塁打を放ち、2―0とした。
四回にブルージェイズのカークの3ランなどで逆転を許したが、五回に大谷、フリーマンの適時打で同点に追いついた。
七回にブルージェイズが1点を勝ち越したが、その裏、ドジャースは大谷のソロ本塁打で同点とした。
ドジャースの佐々木朗希は八回1死一、二塁、6番手で登板。2者連続でゴロに打ち取った。九回は2四球と安打でピンチを背負ったが、無失点に抑えた。十八回表の守りから、2日前の第2戦で完投した山本由伸がブルペンで投球練習を始めた。
十八回裏、先頭のフリーマンが中超え本塁打を放ち、激闘に終止符を打った。
大谷は「1番・指名打者(DH)」で出場。一回の第1打席で右翼線へエンタイトル二塁打を放ち、ポストシーズン6試合連続安打。
三回の第2打席では内角高めの速球を捉え、右越えのソロ本塁打を放った。今シリーズでは第1戦以来2本目。
五回の第3打席は左越え適時二塁打。
1点を勝ち越された直後の七回裏、初球の157キロを今度は逆方向へ。左中間への同点ソロ本塁打は、ポストシーズンでは通算11本目。ヤンキースなどで活躍した松井秀喜さんが放った日本勢最多の10本塁打を超えた。
九回の第5打席、十一回の第6打席、十三回の第7打席、十五回の第8打席、十七回の第9打席のいずれも申告敬遠。
この試合は4打数4安打3打点。ドジャースによると、1試合8度の出塁の時点でWSの最多記録だった。
■野茂英雄さんが始球式
試合前の始球式には、1995年にドジャースで大リーグデビューし、新人王に輝いた野茂英雄さんが背番号16のユニホーム姿で登場。山本由伸が捕手役を務め、大歓声のなかストライクを投げ込んだ。
WSは7回戦制で4戦先勝方式。ブルージェイズの本拠カナダのトロントで行われた第2戦までの対戦成績は1勝1敗のタイとなっている。
第1戦はブルージェイズ打線がつながり、ドジャースは4―11で逆転負けした。ドジャースの大谷は4打数1安打2打点で、WSでは2009年の松井秀喜(ヤンキース)以来、日本選手2人目となる本塁打を記録した。
第2戦はドジャースの先発・山本由伸が、四回以降は走者を1人も許さず、9回を4安打、8奪三振、1失点と好投。WSで日本選手初の完投勝利を記録した。
大谷は28日(日本時間29日)の4戦で先発マウンドに上がる。WSは第5戦(日本時間30日)までロサンゼルスが舞台。
第6、7戦(日本時間11月1、2日)がある場合はトロントで試合が行われる。(ロサンゼルス=安藤仙一郎)