(27日、秋季近畿地区高校野球大会準々決勝 東洋大姫路5―6智弁学園) 継続試合で生まれた「1日」で東洋大姫路の打線は…

 (27日、秋季近畿地区高校野球大会準々決勝 東洋大姫路5―6智弁学園)

 継続試合で生まれた「1日」で東洋大姫路の打線は変わった。

 4点差を追う七回2死一、二塁の好機。峰松紘大選手(2年)は「死球のあとで投手の心は揺れている。自信のあるボールを投げてくる」と、狙っていた外角の直球をはじき返した。2点適時二塁打で2点差に迫った東洋大姫路は勢いのまま、八回に失策を絡めて3得点し一時逆転した。

 2日前もこの日も、智弁学園のマウンドには、エース杉本真滉(まひろ)投手(2年)がいた。最速140キロ後半の左腕だ。

 25日は五回まで何度も得点圏に走者を進めたが、低めの変化球に手を出し、直球に差し込まれ無得点。継続試合となって空いた1日に、チームとしての徹底事項を決めた。「変化球を捨てる」

 打撃練習では、140キロに設定した直球のマシンをマウンドの少し前に置き、前日に見た杉本投手の直球をイメージしながら「直球を仕留め損なわない」と打ち込んだ。逆転劇はこの意識から生まれた。杉本投手も「一昨日は直球で押せたのに今日は打たれ、対応をしてきてうまかった」とこぼした。

 ただ、試合は八回に同点に追いつかれ、九回に逆転サヨナラ負け。試合後、岡田龍生監督は「継続試合がなかったらコールドになっていたかもしれない。ちょっとした意識の違いで結果が変わることが選手も分かったんじゃないか」と話した。

 峰松選手は「岡田先生からいつも教わっている走塁、バント、守備でミスが連続して出て負けた。これは詰めの甘さや練習の甘さ。徹底力を冬につけていかなければならない」と悔しそうだった。(原晟也)