プロ野球のレギュラーシーズンで最も活躍した先発完投型の投手に贈られる沢村賞の選考委員会(堀内恒夫委員長)が27日、東京…
プロ野球のレギュラーシーズンで最も活躍した先発完投型の投手に贈られる沢村賞の選考委員会(堀内恒夫委員長)が27日、東京都内で開かれた。
今年の沢村賞には日本ハムの伊藤大海(ひろみ)(28)が初めて選ばれた。
今季は27試合で14勝(8敗)を挙げ、防御率2.52。選考基準7項目のうち勝率と登板数、奪三振の3項目をクリアし、5項目で両リーグトップだったことなどが評価された。金杯と賞金300万円が贈られる。
また、来年から選考基準7項目のうち、投球回数を200から180イニング以上に、完投数を10から8以上に、それぞれ見直すことを発表した。
昨年の選考で「該当者なし」になるなど、投手の分業制が定着する中、選考基準のあり方が焦点となっていた。
選考委は今年6月の会議で基準の変更を検討し、堀内委員長は「伝統や理想、時代性を両立させながら沢村賞の理念に沿う形で見直すことに一致した」と説明した。
完投数をさらに下げる案もあったが、「クリアして欲しい願いを込めた。5ではなく、8」とした。
他の5項目の(1)15勝以上(2)奪三振数150以上(3)防御率2.50以下(4)登板数25以上(5)勝率6割以上は変更しないが、今後も5年をめどに選考基準を検証するとした。
選考委員は堀内委員長のほか、平松政次、山田久志、工藤公康、斎藤雅樹の4氏(工藤、平松両氏はこの日の選考委は欠席した)。
伊藤(日) 「ピッチャーとして憧れていた賞であり、目標にしてきた賞。本当に光栄です。1シーズン投げてきたことを評価していただき、心からうれしい。自主トレから意図をもって練習に取り組み、シーズン中の試合はチームの勝利を目指して必死に投げたことが今年の結果につながったと感じています。僕を信じて励ましてくれた新庄監督、支えてくれたチーム関係者の皆さま、家族はもちろん、応援し続けてくれたファンの皆さまに感謝の気持ちを伝えたいです。この賞をいただいた喜びをかみしめつつ、さらなる高みに到達するため、今後も日々のトレーニングに励んでいきたい」