◇欧州男子◇ジェネシス選手権 最終日(25日)◇ウージョンヒルズCC (韓国)◇7367yd(パー71)シーズンの終わ…
◇欧州男子◇ジェネシス選手権 最終日(25日)◇ウージョンヒルズCC (韓国)◇7367yd(パー71)
シーズンの終わりが近づく秋は、来季の職場を求めた出場権争いがし烈を極める。欧州ツアーでは来季の米ツアー出場権獲得となる年間ポイントレーストップ10(有資格者を除く)の攻防が佳境に入った。
中島啓太は今大会を終えてポイントランクは12位、米ツアーの有資格者を除くと9番目にいる。そして今週を60位でフィニッシュしてランク14位、米ツアー進出圏外の11番目にはじき出されたのがマルタン・クブラという選手。フランス生まれの21歳だ。
クブラはアマチュア時代にいくつかのタイトルを獲得し、2023年に欧州下部ツアー「チャレンジ・デ・エスパーニャ」で優勝した。大学には進まずプロ入りし、昨季の終わりにレギュラーツアー昇格を決めた。ルーキーイヤーの今季は「トルコオープン」で優勝、トップ10に6回入った。予選落ちが10回とまだ粗削りではあるが、着実にステップアップしている有望株だ。
練習日に本人にいくつか質問したので、ここで紹介したい。
―自分の強みは?
自分のゴルフはだいぶシンプルだと思うよ。正直に言って、飛ぶほうではない。チッピング(ショートゲーム)が一番の強みだね。グリーン周りの強さでスコアを作っている。
―大学進学せずプロ転向した理由は?
スペインの試合で勝って、それでプロの道を選んだよ。
―米ツアーに進出できる可能性があるが?
現在の順位には満足していて、とてもいい気分だよ。ことしはうまく戦えているし、残りのアブダビ(選手権)と(ツアー選手権)ドバイでも全力で戦いたい。初年度でこれだけやれるとは思っていなかったけどね。
日本の中島啓太と話すこともある?
そうだね、同じ年代なので仲はいいよ。フランスで行われた「世界アマチュアゴルフチーム選手権」(2022年)で戦ったこともあるしね。
ロングゲームに安定感がある。スイングの秘密は?
気にしているのはリズムだけさ。“ワン”でバックスイング上げて、あとは“トゥー”でフィニッシュまで持っていく。考えているのはそれだけ。簡単だろ?え、難しいって?でも人それぞれのリズムがあるから、スイングしやすいリズムを探してほしいな。(持ち球は)フェードを打つことが多い。フェードのほうが試合を作りやすいからね。
インタビューにもまだ慣れていないのか、照れながら受け答えをしていたフランスの若武者。あどけなさが残るが、プレー中のスイングのダイナミックさには目を見張る。マルタン・クブラ、この名前は覚えておいて損はないぞ。(韓国・忠清南道/服部謙二郎)