<令和7年度秋季近畿地区高等学校野球大会:大阪桐蔭10-0天理(6回コールド)>◇26日◇準々決勝◇さとやくスタジアム …

<令和7年度秋季近畿地区高等学校野球大会:大阪桐蔭10-0天理(6回コールド)>◇26日◇準々決勝◇さとやくスタジアム

 大阪桐蔭(大阪1位)が天理(奈良2位)相手に6回コールド勝ち。2年ぶりのセンバツ出場が濃厚になった。

 先発を任されたのは1回戦と同じく川本 晴大投手(1年)。192㎝の長身から最速146キロの速球を投げ込む期待の大型左腕だ。

 この日は6回を投げて、2安打3四死球7奪三振で無失点。「球自体は良かったですけど、フォアボールがけっこう出てしまいました。その中でも0点に抑えることができて良かったと思います」と自身の投球を振り返った。

 威力のあるストレートを投げ込みながらも時折抜けるボールも見られた川本。1回、2回と一死一、三塁のピンチを招いたが、いずれも併殺で乗り切り、相手に得点を許さなかった。

 打線は1回裏に主将の7番・黒川 虎雅(2年)などで5点を先制。3回裏には1番・藤田 大翔捕手(2年)が左中間に2ラン本塁打を放つなどして2点を追加する。さらに6回裏にも1点を加えると、最後は8番・中島 齊志内野手(1年)の犠飛で試合を終わらせた。

 投打に盤石な試合運びを見せた大阪桐蔭。今大会で光っているのが川本の投球だ。スケールの大きさに加えて、ゲームメイク能力も兼ね備えており、現時点では世代屈指の左腕であることは間違いない。

「大会でよく投げさせてもらっていて、気持ちの面で成長できたと思います」と高校に入学してから成長した点について語る川本。まだ粗削りな部分はあるものの、西谷 浩一監督はその点も許容しているという。

「全球バタついてる感じでした。ただ、逆に言うと、バッターからしたら、あれだけバラついてるのは打ちにくい。そこを利用して、普通は『フォアボールはやめよう』と言うんですけど、川本の場合は『ちょっとフォアボールを許してやってくれ』ということをベンチで言っていたので、フォアボールが出てもみんな『オッケー、オッケー』という感じでした。今日は荒れ球を生かしたという感じです」

 ある程度の四死球は想定内。それを補えるだけの球威とキレが川本にはある。

 これで昨夏以来の甲子園出場はほぼ確実。「ゲームを作れるようなピッチャーになりたいです」と川本は来春に向けての抱負を語っていた。