◇米国男子◇ユタバンク選手権 最終日(26日)◇ブラックデザート・リゾート(ユタ州)◇7421yd(パー71)単独首位…

マイケル・ブレナンがPGAツアー出場3試合目で初優勝 (Justin Edmonds/Getty Images)

◇米国男子◇ユタバンク選手権 最終日(26日)◇ブラックデザート・リゾート(ユタ州)◇7421yd(パー71)

単独首位スタートの23歳、マイケル・ブレナンがPGAツアー初優勝を飾った。2打リードから7バーディ、2ボギーの「66」で後続を突き放し、通算22アンダーで鮮やかに逃げ切った。

今季はカナダや中南米を回るPGAツアー・アメリカズで3勝をマークし、ポイントランク1位で2026年の下部コーンフェリーツアーの出場権を獲得。推薦出場したPGAツアーで千載一遇のチャンスをつかみ取った。

推薦でフィールド入りした選手の優勝は2024年「ザ・アメリカンエキスプレス」をアマチュアで制したニック・ダンラップ以来。ブレナンは過去のPGAツアー出場がアマチュア時代の22年「ジェネシス招待」と23年「全米オープン」の2試合だけで、いずれも予選落ちだった。キャリア3試合以内での優勝は1970年以降でも7人目の快挙となった。

リコ・ホイ(フィリピン)が18アンダー2位。2週前の日本開催「ベイカレントクラシック」4位に続く上位フィニッシュを決めた。

大学生を対象とするポイント制度「PGAツアー・ユニバーシティ」でトップに立ってPGAツアーカードを獲得し、今年プロ転向したレフティのデービッド・フォードが16アンダー3位。同じくレフティで創設初年度の昨年大会を制したマット・マッカーティ、欧州ツアー8勝のトービヨン・オルセン(デンマーク)、ジャスティン・ローワーピアスソン・クーディベン・シルバーマン(カナダ)も並んだ。

来季フルシードのボーダーラインとなるフェデックスカップポイントランキング100位で大会を迎えたマックス・ホマが15アンダー9位に入り、ポイントランク93位に浮上した。

11位から出た金谷拓実は3バーディ、4ボギーで今週初のオーバーパーとなる「72」。10アンダー33位と順位を下げ、100位内を目指すポイントランクも113位から114位に後退した。

大西魁斗は4バーディ、2ボギー2ダブルボギーの「73」で回り、6アンダー51位で終えた。