◇欧州男子◇ジェネシス選手権 最終日(26日)◇ウージョンヒルズCC (韓国)◇7367yd(パー71)首位と2打差と優…

◇欧州男子◇ジェネシス選手権 最終日(26日)◇ウージョンヒルズCC (韓国)◇7367yd(パー71)
首位と2打差と優勝を狙える位置で最終日を迎えた桂川有人は、2番で5mのパーパットを外してボギーが先行した。その後はパーが続き、折り返して10番で3mから3パットボギーを喫した時点で「前半も伸ばせなかったし、さすがに優勝は厳しいから、ひとつでも上を目指そう」と気持ちを切り替えていたという。

12番で最初のバーディを奪い、14番は5m、15番は6m強のパットを沈めて2連続。16番でボギーをたたいても、最終18番(パー5)で3.5mの下りスライスを読み切るバーディフィニッシュを決めた。「先にアレックス(フィッツパトリック)が打っていたので、ラインのイメージがわきました」。この日「70」でひとつスコアを伸ばし、今季最高の通算7アンダー4位で大会を終えた。
単独2位に入れば、2週後からアラブ首長国連邦で始まるプレーオフシリーズの初戦「アブダビ選手権」の出場も見えていた。それでも、「順位は気にしていなかったです。ひとつでもバーディを獲ろうとだけ思ってやっていました。3日間オーバーパーを打っていなかったので、最終日もそうしないようにと、自分と闘っていました」と振り返る。自信も戻ってきた様子で「ここ最近はプレーも良くなっているので、そういう意味でも後半は落ち着けました。気持ちを切らさずにいけた」と手応えがにじむ。

ポイントランキング(レース・トゥ・ドバイ)は131位から91位へ。もともと24年の日欧ツアー共催大会優勝により26年シーズンまでの出場権を保持しているが、シード圏内に飛び込んで25年シーズンを終えた。「いい締めくくりができたと思うので、来シーズンこそは自分の思っているプレーができることを願って戦いたい」。視線は早くも11月27日開幕の「BMWオーストラリアPGA選手権」(ロイヤルクイーンズランドGC)で始まる新シーズンに向いている。
「来年はいっぱい試合に出て、前半戦で早めに成績をあげたいと思っています。体調面も考慮して戦っていきたい」。欧州ツアー挑戦3年目を控え、戦い方も分かってきているのだろう。その上で「試合はやっぱり頭をフルに使うので、体だけじゃなく精神的にも疲れてしまう」と話し、ここから約1カ月はつかの間のオフに充てる意向を示した。世界中を飛び回った身体と心を休め、フレッシュな状態で開幕を迎えるつもりだ。

試合後のインタビューに答える表情はとてもスッキリしている印象を受けた。優勝を逃した悔しさもありつつ、自身の今季ラストゲームでいい戦いができたことへの高揚感も同時に感じているようだった。(韓国・忠清南道/服部謙二郎)