(26日、第145回秋季中国地区高校野球大会準々決勝 倉敷商5―4広島商) 3点を追う六回裏2死一塁。広島商の田中晴(は…

(26日、第145回秋季中国地区高校野球大会準々決勝 倉敷商5―4広島商)

 3点を追う六回裏2死一塁。広島商の田中晴(はる)選手(2年)が初めて打席に入った。ファウルの後、2球目のチェンジアップを豪快に空振り、追い込まれた。勝負球は再びチェンジアップ。今度は逃さなかった。会心の当たりが右中間を破り、適時二塁打となった。

 背番号3をつけるが、打撃の調子を落とし、今大会は2試合連続で先発を外れた。「もちろんくやしいが、スタメンもベンチも、全員が総力戦で戦うので」と準備を怠らなかった。

 この日の倉敷商(岡山)との試合は、17人が出場した総力戦。田中選手も五回の守備から途中出場し、初打席で結果を残した。荒谷忠勝監督は「強い思いがあったと思う。結果が出てくれてよかった」と話した。

 だが、先頭打者だった九回は三振。後続の3点本塁打で1点差に迫ったが、逃げ切られた。田中選手は次打者席で試合終了を迎え、「やり返したかった」と唇をかんだ。

 前日に続き、終わってみれば1点差の試合展開だった。「1点の重みを学んだ。夏は打線の中心になり、1点でも多くとりたい」(相川智)