◇欧州男子◇ジェネシス選手権 最終日(26日)◇ウージョンヒルズCC (韓国)◇7367yd(パー71)最終組の2つ前…

松山英樹はトップ10で今季2度目の欧州ツアーを終えた

◇欧州男子◇ジェネシス選手権 最終日(26日)◇ウージョンヒルズCC (韓国)◇7367yd(パー71)

最終組の2つ前、トップと3打差の位置でスタートした松山英樹は、出だしの1番で2打目がグリーンオーバーしてボギー。2番もグリーン奥に外し、3番はティショットを左に曲げた。出だしからの3連続ボギーで一気にスコアを落とした。

それでも4番(パー3)ではアイアンで2mにつけてバーディ。6番では3m弱のバーディパットを沈めて息を吹き返す。しかし、9番で再びティショットを左に曲げて、ボールは白杭の外側へ。巻き返しを図る中でのOBにうなだれたが、圧巻だったのはその後の気持ちの切り替えだ。4打目の139ydのウェッジショットをピンの根本に落として、意地のボギーにとどめた。

3番ティショットは左へ

そこから吹っ切れたのか、後半はフィールドで世界ランキング最上位(18位)の実力を見せる。14番で30cm、15番で1mにアイアンショットをそれぞれつけてバーディ。18番(パー5)では2打目をカラーまで運び、傾斜を上手く使ったアプローチで寄せてバーディフィニッシュ。グリーン周りに詰めかけた韓国のギャラリーを大いに沸かせた。

最終的に1アンダー「70」をマークし、通算6アンダーでホールアウト。出だしの3連続ボギーがなければ…とも思うが、そこでズルズルと崩れずに立て直した。主戦場ではない欧州ツアーでの試合とはいえ、優勝した1月の米ツアー開幕戦「ザ・セントリー」以来のトップ10に入り、来シーズンに向けて弾みになったに違いない。

3連続ボギー発進からカムバック

欧州ツアーの出場は9月「BMW PGA選手権」に続いて今季2度目。コースセッティングに関して「難しかった」と振り返ったが、決勝ラウンドに入って難しいピン位置でも果敢に攻めてバーディを奪っていった。韓国でも“松山人気”は根強く、地元ギャラリーも多く引き連れ、バーディを獲るたびに大きな声援を浴びていた。

今後の試合予定は決まっていないが、その目線はすでに来シーズンの米ツアーに向かっている。今週も米ツアー出場時と変わらず、スイングもパッティングもより良いものを求めて日々、修正を続ける姿が見られた。

その目は来季の主戦場へ

来年2月で34歳となり、13年目のシーズンを迎える。若い選手の台頭もあり、入れ替わりが激しい米ツアーの中にあって、プレーオフシリーズの最終戦に進めるトップ30の座を維持し続けていることの難しさを肌で感じているはずだ。日本からもシード権を維持した2年目の久常涼や、新たにツアーカードを獲得した平田憲聖など、若手が次々とアメリカへ渡ってくるが、長年守ってきた日本人トップランカーの座を簡単には譲れない。この1週間でつかんだ課題と収穫を、今後の練習で一つひとつ確かめ、来季にしっかりとぶつけていきたい。(韓国・忠清南道/服部謙二郎)

18番は傾斜を巧みに読んで寄せワンバーディ