(26日、第78回秋季関東地区高校野球大会決勝、山梨学院14―5花咲徳栄) 初めての公式戦先発が関東大会決勝の大舞台。し…
(26日、第78回秋季関東地区高校野球大会決勝、山梨学院14―5花咲徳栄)
初めての公式戦先発が関東大会決勝の大舞台。しかも4番を任された。「チャンスを逃さず、結果を出す」と意気込んで臨んだ古川颯太郎(1年)が、3打数2安打1打点の活躍を見せた。
練習で非凡な打撃能力を見せていた。前日の準決勝は八回に代打で中前安打を放った。その姿を見ていた吉田洸二監督によるスピーディーな4番起用だった。「レギュラーに育ってほしい」と吉田監督の期待は大きい。
3番打者は全国的にも注目される主将の菰田陽生(2年)。この日も二塁打2本を含む5安打3打点と大当たりだった。
その菰田に「負けないように打とう」と毎回積極的にスイングした。一回と五回には、力強い打球で左前安打をそれぞれ放った。
だが、反省もある。菰田の二塁打で無死二、三塁となった三回の第2打席だ。バットに当てさえすれば追加点の可能性が大きかった場面。「最も三振してはいけない」(古川)打席で、見逃し三振に倒れてしまった。
「甘い球だったのに、手が出なかった」。直前に交代した相手投手の「投球練習をよく見てタイミングを合わせる準備が足りなかった」と悔やんだ。
菰田は、この日の後輩の活躍を「頼もしい打者になってきた」と評価した。いまは菰田の打撃力が突出しているが、吉田監督は「菰田頼みのチーム作りはしたくない」と話す。
「菰田さんを(本塁に)返せる主力打者になりたい」。ほぼ手中にした来春の甲子園で上位進出するには、安定した得点力が欠かせない。古川の成長が、そのカギの一つになる。(三宅範和)