◇米国女子◇ハンファ・ライフプラス インターナショナルクラウン 最終日(26日)◇ニュー・コリアCC (韓国)◇654…
◇米国女子◇ハンファ・ライフプラス インターナショナルクラウン 最終日(26日)◇ニュー・コリアCC (韓国)◇6542yd(パー72)
隔年開催の国別対抗戦はオーストラリアが米国に勝利にして初優勝を飾った。午前の準決勝で延長戦の末に世界選抜を破ったオーストラリアは、シングルス2マッチとフォアサム形式(ペアが1つのボールを交互に打つ)のダブルス1マッチによる決勝戦も粘り強くものにした。
先陣を切ったミンジー・リーがエンジェル・インと一進一退の展開を制して2&1(1ホール残して2アップ)で勝利。ハンナ・グリーンもイエリミ・ノを相手に6番までに3アップのリードを築いてマッチを優勢に進め、2&1で勝利。ステファニー・キリアコウ&グレース・キム、リリア・ヴ&ローレン・コフリンによるダブルスの結果を待たずして優勝を決め、同マッチは引き分けで終えた。
米国に及ばず3位決定戦に回った日本は世界選抜に敗れて4位となった。古江彩佳がチャーリー・ハル(イングランド)に4&3、竹田麗央がリディア・コー(ニュージーランド)に3&2とシングルス2マッチで連敗。西郷真央と山下美夢有のペアがブルック・ヘンダーソン(カナダ)&ウェイリン・スー(台湾)を4&3で破って意地を見せた。
チーム唯一の2大会連続出場だった古江は中継するU-NEXTのインタビューで「(ハルが)もともと強い選手、うまい選手ですけど、さらにハマっていた。食らいついていけなかったところが悔しい」と話し、この日のシングルス2マッチとも敗れた竹田も「チームに貢献できなかったことが残念」と悔しがった。
それでも、4人が力を合わせた一週間の経験はかけがえのないものとなった様子。西郷は「選手もキャディもサポートチームも、みんなで一致団結してプレーできたことは評価できると思います」とうなずいた。続けて山下が「午後は真央とペアを組んで、お互いにいいプレーができた。日の丸を背負って、いつもと違う雰囲気で一週間、このチームで戦えたことがうれしいですし、いい経験になりました。引き続きみんなを応援していただけたら」と笑顔で締めくくった。