(26日、秋季近畿地区高校野球大会準々決勝 神戸国際大付3―0橿原学院) 神戸国際大付(兵庫1位)の左腕・宮田卓亜(とあ…
(26日、秋季近畿地区高校野球大会準々決勝 神戸国際大付3―0橿原学院)
神戸国際大付(兵庫1位)の左腕・宮田卓亜(とあ)(2年)が、橿原学院(奈良3位)を相手にノーヒットノーラン(無安打無得点試合)を達成した。「自分的に最高(の投球)だと思う」と笑みを浮かべた。
低めに制球された伸びのある直球で空振りを誘い、11奪三振。雨が強まった八回、先頭打者に四球を与えて初めて出塁を許したが、次打者を投ゴロに抑え二塁を踏ませなかった。九回1死からも四球を出したが、空振り三振と二ゴロに仕留めた。
人一倍の悔しさを持って、秋を迎えていた。
今夏の兵庫大会は、準々決勝の報徳学園戦で四回途中を5失点。試合に敗れ、チームは夏の甲子園を逃した。
「どんなときも平常心で投げられる投手になりたい」
新チームでの背番号は11。エースとして秋の兵庫大会で完投を重ねる秋田依吹(2年)の姿を見て、悔しさは増した。
迎えた近畿大会。1回戦では七回途中からマウンドに上がり、無失点で試合を締めた。その夜に準々決勝での先発を告げられた。
約1カ月ぶりの先発マウンド。気持ちの高ぶりを感じつつも、投球では平常心を貫いた。七回までは完全試合ペースだったが、「それ(記録)のことばかり意識してはダメ」と投球のテンポは変わらなかった。
宮田の様子が変わらなかったためか、捕手の井本康太(2年)は試合後に「え、記録って?」。試合が終わっても、ノーヒットノーランの達成に気づいていなかった。(平田瑛美)