(26日、第78回秋季関東地区高校野球大会決勝、山梨学院14―5花咲徳栄) 山梨学院が16安打の猛攻で花咲徳栄(埼玉)を…

(26日、第78回秋季関東地区高校野球大会決勝、山梨学院14―5花咲徳栄)

 山梨学院が16安打の猛攻で花咲徳栄(埼玉)を破り、3年ぶりに秋の関東王者となった。

 明治神宮大会の出場をかけた一戦で、山梨学院の菰田陽生(はるき)は二塁打2本を含む5安打3打点と大当たりした。「相手投手の映像を見て準備した結果」

 秋からの新チームで主将を務める。「特に気持ちが入っていた」というように、一回の攻撃では感情が全面に出たプレーがあった。

 中前安打で出て、三塁まで進んだ。味方の左飛でタッチアップ。悠々とホームインできるタイミングだったが、頭から滑り込んだ。身長194センチ100キロの体が黒い土をまきあげ、チームの2点目をつかんだ。

 菰田は投げては最速152キロ、打っては高校通算30本塁打超。今夏の甲子園でも4強入りの立役者となった。来春の選抜大会につながる今大会も、評判にたがわぬ活躍だった。

 浦和学院(埼玉)との準々決勝。内角球に詰まりながら打ち返した球は、120メートル先のバックスクリーンに飛び込む特大のソロ本塁打になった。

 この試合では、右ひじを痛めた夏の甲子園以来2カ月ぶりの公式戦登板も果たした。球速は140キロ台中盤を記録し、順調な仕上がりを見せた。

 全国の地区大会王者が集う明治神宮大会に向け、「プロの選手が使う球場でできてうれしい。関東のチームとして恥のないプレーがしたい」と話した。

 チームの来春の選抜出場は確実。高校野球ファンの注目を集め続けそうだ。(大宮慎次朗)