<令和7年度秋季東海地区高等学校野球大会:中京大中京6―4大垣日大>◇25日◇準決勝◇刈谷球場 この秋の東海地区大会は、…
<令和7年度秋季東海地区高等学校野球大会:中京大中京6―4大垣日大>◇25日◇準決勝◇刈谷球場
この秋の東海地区大会は、ベスト4がすべて各県大会の1位校。開催地愛知県の1位校は中京大中京だ。県大会の準決勝ではこの夏に敗れた東邦に雪辱し、決勝では豊川を2対0で下した。今大会でも、初戦の2回戦(準々決勝)で、岐阜県3位の岐阜城北に対して5回コールドゲーム。14対3で大勝してのベスト4進出となった。
昨秋の東海大会優勝校で、センバツ大会への連続出場を狙う大垣日大は、県大会を危なげなく勝ち上がり、決勝も中京に先制されながらも9対2と大差での勝利で連続優勝。今大会でも、初戦では愛知3位の東邦を中盤で逆転して突き放し、最終的には8対2と快勝した。「先制されても、取り返せるという気持ちが強いのが今のチーム」と、阪口 慶三前監督を引き継いだ高橋 正明監督も勝負強い大垣日大を継承していると言っていいであろう。
この両校は、昨秋の東海地区大会準々決勝でも対戦しており、その時は延長タイブレークで大垣日大が3対2で勝利している。大垣日大はその勢いで、頂上まで登りつめた。
この日の試合は前半、お互いが細かく点を取り合う形になって、5回までで中京大中京は3回を除いて1点ずつを加えていっていた。大垣日大も2回に1点、3回には6番・竹島 黎乃選手(1年)のタイムリー打で2点を返して逆転するなどしたが、中京大中京も5回に9番森 鳳馬選手(2年)の右前打で再逆転して、1点差で後半戦に突入した。
次の1点の行方が試合を左右すると思われたが、8回に荻田 翔惺主将(2年)が、初回に続いて貴重なタイムリー打を放って突き離す。そして、9回にも中京大中京は暴投で1点を貰う形になった。
7回途中からは、先発の安藤 歩叶投手(2年)を大須賀 琉季投手(2年)がリリーフ。9回には一死から3連続四球を与えたが中京大中京が細かく得点をしていったことを生かして逃げ切った。
ただ、中京大中京の高橋 源一郎監督としては、「複数得点のイニングを作ろうということでやってきたんですが、1点ずつしか取れませんでした」と言うのは本音だった。それでも、「去年もこの舞台で負けている相手です。同じ相手に2度負けるわけにはいきません。悔しい思いでずっとやってきた。今日は、それを知っている荻田に尽きる」と、主将を称賛した。先制点と貴重な9回の追加点をあげ、守備でも9回のピンチで右飛を好捕。両足がつるというアクシデントに見舞われながら、強い思いで出場を志願し、髙橋源一郎監督も「荻田がチームの支柱だから、最後はその思いに託した」と言うように、その思いが勝利を導いたと言っていいであろう。さらには「今年は地元開催でもあり、チャンスだぞと選手たちにも言ってきた。プレッシャーもある中でよく戦えましたが、チームとしてはまだまだ成長途中だと思う」と、さらなる飛躍への期待も込めていた。
大垣日大の高橋 正明監督は、「点は取られましたけれども、竹岡は最少失点で抑えながら、粘り強くよく投げたと思う。現時点での力は十分に出せましたが、相手がちょっと上だったということです」と振り返り、「これで課題も見えてきたので、また頑張ります」と、切り替えていた。