イタリア・ミラノの現地時間7日の午後に行われた「ネクストジェネレーション・ATPファイナルズ」のグループBのリーグ戦で、ダニール・メドべデフ(ロシア)が、上位シードのカレン・カチャノフ(ロシア)を相手に大会を盛り上げる試合を展開した。ATP…

イタリア・ミラノの現地時間7日の午後に行われた「ネクストジェネレーション・ATPファイナルズ」のグループBのリーグ戦で、ダニール・メドべデフ(ロシア)が、上位シードのカレン・カチャノフ(ロシア)を相手に大会を盛り上げる試合を展開した。ATPが解説を公開し、報じている。

メドべデフは今大会、第7シードにランクされている一方で、カチャノフは第2シードと、番付からいえば、カチャノフが有利なロシア人対決だったが、メドべデフに軍配が上がった。

試合の展開では、最初はカチャノフが重いフォアハンドで圧倒し、試合をコントロール。1セットを先取した。

対するメドベデフは第2セットを、シーソーゲームとなったタイブレークに持ち込んで獲得。イーブンに戻すなど、白熱した試合を繰り広げた。

第3セットと第4セットでは、メドベデフがカチャノフを押し込み、バックハンドのダウンザラインを何度も決めるなど、随所にキレのあるプレーを見せた。

結局、メドべデフは1セットダウンから挽回し、カチャノフを2-4、4-3 (6)、4-3 (3)、4-2で、1時間48分で下しており、グループBのトップを争うポジションをまずは確保した格好だ。

メドベデフとカチャノフは今大会では、ジャレッド・ドナルドソン(アメリカ)とボルナ・チョリッチ(クロアチア)と決勝トーナメントへの進出をかけたグループBのリーグ戦に臨んでいる。現在では、メドベデフとチョリッチが1勝、カチャノフとドナルドソンがそれぞれ1敗という途中経過となっている。(テニスデイリー編集部)

※ダニール・メドべデフは上位シードのカレン・カチャノフを倒し、「ネクストジェネレーション・ATPファイナルズ」のリーグ戦突破に向けて大きく前進した

(Photo by Emilio Andreoli/Getty Images)