(25日、第78回秋季東海地区高校野球大会準決勝 中京大中京6―4大垣日大) 同点で迎えた五回表2死一、二塁、中京大中…

 (25日、第78回秋季東海地区高校野球大会準決勝 中京大中京6―4大垣日大)

 同点で迎えた五回表2死一、二塁、中京大中京の森風馬選手(2年)の3打席目。森選手にとって2度目の好機が巡ってきた。

 最初は1打席目の二回表1死二塁の場面。2球で追い込まれた後、ファウルで粘ったが、外野フライに打ち取られた。2打席目は三振に倒れた。

 「大垣日大の好投手陣を前に、ストライクを見逃したら打てない」。積極的な打撃を意識して迎えた3打席目。5球目のスライダーを逆らわずに右前に運んで勝ち越し打を放った。「強引に打つタイプではないので、ミートを意識して打撃力を磨いてきた」という。

 チームは終盤にも小刻みに加点し、昨年の東海大会で敗れた大垣日大を2点差で下した。

 森選手の2人の兄は野球経験者だが、甲子園出場はかなわなかった。この日の勝利で家族にとっての願いでもある大舞台に近づいた。森選手は「決勝も僅差(きんさ)の試合になると思うが、後続につなぐ打撃を意識し、1点を大事にしていきたい」と話した。(鎌形祐花)