◇欧州男子◇ジェネシス選手権 3日目(25日)◇ウージョンヒルズCC (韓国)◇7367yd(パー71)出だし1番で6…

桂川有人が首位と2打差で最終日へ

◇欧州男子◇ジェネシス選手権 3日目(25日)◇ウージョンヒルズCC (韓国)◇7367yd(パー71)

出だし1番で6mを外してボギーが先行したが、桂川有人はすぐに気持ちを切り替えた。「このコースは難しい。我慢していれば絶対いいことがある」。そう自分に言い聞かせていた。

その後はしぶとくパーを重ねていき、6番でバーディを奪取。直後の7番(パー3)から2連続ボギーを喫しても気持ちは切れなかった。「スコアを落としてもあまり気にせず、1ホール、1ホールという感じでやっていました。前のホールのスコアを引きずらないように」という姿勢が、まさに後半ハマることになる。

後半10番で8m強を沈めて伸ばすと、続く11番はグリーンサイドからのアプローチを直接入れるチップインバーディでスタート時点のスコアまで戻した。「途中で周りのスコアを見ても伸びていなかった。やっぱり我慢のゴルフが必要だなと。それが焦りを生まずに、後半のスコアにつながりました」。12番以降もパーセーブを続け、最終18番(パー5)ではご褒美が待っていた。バーディで締める「70」でスコアを1つ伸ばし、通算6アンダー。首位と2打差の“圏内”で最終日を迎える。

バーディフィニッシュ!

これだけ周囲のスコアが伸びないのにもワケがある。桂川が「気を緩められないコースセッティング」と表現するように、3日目のピンポジションを表す18ホールのピンシートには「3」や「4」という数字が躍っていた。つまり、グリーンの端から3ydや4ydの位置にピンが切られていたわけだ。

「欧州ツアーは3日目も最終日もピン位置がエグい。これまでも予選ラウンドで良くても、決勝ラウンドで伸ばせないことが多かった。今日はホント、すごく頭をフル稼働しました」と疲れ切った表情で語った。そこも、欧州ツアーでもまれた経験が生きているのだろう。難セッティングでの後半3アンダーに「自信につながるゴルフになりました」と手ごたえを口にした。

最後まで粘り強く

今週で単独2位に入れば、2週後からUAEで始まるプレーオフシリーズの初戦「アブダビ選手権」の出場も見えてくる。条件はポイントランク70位以内で、桂川は現在131位にいる。「そこは考えずに優勝だけ目指しています。あまり邪念を入れずに今の自分のゴルフに集中したいです」と頂点だけを目指す腹積もりだ。

最終日も笑顔で終えたい

「昨年、日本での開催でしたが優勝(日欧ツアー共催競技)も経験している。そのイメージを持って、今日と同じように焦らず1ホール1ホール積み重ねていけばチャンスあると思います。終わってみて反省なのか、ハッピーなのか。最終日頑張りたいです」。最終18番グリーンで、再び笑顔の写真を撮影できることに期待したい。(韓国・忠清南道/服部謙二郎)