(25日、第78回秋季関東地区高校野球大会準決勝、山梨学院11―4専大松戸) 山梨学院の菰田陽生(2年)が「頼れる主将」…
(25日、第78回秋季関東地区高校野球大会準決勝、山梨学院11―4専大松戸)
山梨学院の菰田陽生(2年)が「頼れる主将」として投打に存在感を発揮した。
「初回に(菰田が)打席に立つだけで雰囲気が違う。最初から主導権を取りたい」と吉田洸二監督。この日は菰田の打順を4番から3番に上げた。
その狙い通り、一回1死三塁からきっちりと中犠飛で役目を果たし先制点をあげた。
2点を追加して逆転した後の五回には2死満塁で打席に立った。2ストライクの後、バントの構えからの「バスター打法」で中前にはじき返し、2点適時打に。「追い込まれると体が突っ込みがちになる。(バスターは)タイミングを取りやすい」と話す。
七回には、代わったばかりの相手の1年生投手を「雰囲気」で圧倒するように四球を選んだ。さらに八回、申告故意四球で相手が勝負を避け、その後10点目となるホームを踏んだ。長打こそなかったものの、2打数1安打で3打点を挙げた。
投手としては八回に4番手で登板した。3人の打者に計13球を投げ、140キロ台半ばの直球で最後の打者を三振に仕留めた。今夏の甲子園で痛めた右ひじの具合について「前の試合より直球の軌道が良く、変化球(スライダー)も投げられた。順調に回復してきている」と手応えを話す。
ただ、チームとしては失策や暴投で守備の乱れもあった。「ミスが出た後のプレーが大事。ミスが続かないようにしよう」と主将として選手らに指示するという。
「粘り強い自分たちの野球を100%出して勝ちたい」。3年ぶりの秋の関東大会制覇に向け、そう語った。(三宅範和)