◇米国女子◇ハンファ・ライフプラス インターナショナルクラウン 3日目(25日)◇ニュー・コリアCC (韓国)◇654…

日本の準決勝進出を決めるバーディで締めた山下美夢有(Yuichi Masuda/Getty Images)

◇米国女子◇ハンファ・ライフプラス インターナショナルクラウン 3日目(25日)◇ニュー・コリアCC (韓国)◇6542yd(パー72)

1.5mのウィニングパットを沈めた山下美夢有に、西郷真央が満面の笑みで駆け寄る。静まり返るアウェーの最終18番グリーンで、日本が準決勝進出を決めた。

各プール4チームによる総当たり戦の最終マッチ。フォアボール形式(各選手がそれぞれのボールをプレーして1ホール毎に良いスコアを採用)のダブルス戦で、プールBの日本は前日までに1勝1分け2敗と低迷し、この日の韓国戦は1勝1分け以上の結果が予選突破の最低条件だった。

前日までのペアを変更し、古江彩佳竹田麗央コ・ジンヨンユ・ヘランとぶつかった。4番(パー5)で竹田が2オンからイーグルを奪ってリードする。11番で古江がカラーからパターでバーディを決め2アップ。12番からの連続ダウンでタイに持ち込まれながら、ドローで耐え、虎の子の0.5ptを獲得して後続ペアに勝負を託した。

4月の「シェブロン選手権」で初優勝した西郷真央、8月の「AIG女子オープン」(全英女子)を制した山下美夢有のメジャーチャンピオンズは序盤、劣勢を強いられた。チェ・ヘジンのクラッチパットとキム・ヒョージュの安定感の前に、8番を終えて3ダウン。その直後に西郷が9番、10番と2m以内のチャンスを生かすバーディを奪い、息を吹き返す。ティショットが1.5mについた16番(パー3)でついに追いついた。

17番(パー5)でバーディを決めた山下は「絶対に獲らないといけない気持ち」で迎えた最終ホールで真価を発揮した。フェアウェイから打ち上げのセカンドショットで、誰よりもピンに近いポジションをとらえた。「歓声で(チャンスに)付いたのかなと感じたけれど、最後まで何があるか分からない。最後まで集中力を切らさずに2人で回れました」。3人が立て続けにパットを外した後、ひとり淡々と流し込んで桜色の歓喜の輪をつくった。

逆転の1アップで競り勝ち、西郷は感極まった様子で「前の組のふたりも信じて、できることを最大限にやった」と笑顔で語った。「良いチームワークだった。17、18番で美夢有ちゃんがバーディ獲ってくれてあしたに進める。鳥肌が立つような感じで、すごいなと思いました」とプール2位での準決勝進出を喜んだ。

プール1位の米国を相手にするあすの準決勝、決勝(3位決定戦)はそれぞれシングルス2マッチと、フォアサム形式(ペアが1つのボールを交互に打つ)のダブルスマッチ1戦が行われる。山下と竹田がシングルスでプレー、古江と西郷が再びペアを組む。

ここまで2勝1分けの山下は「あしたもチームに貢献できるように、ベストを尽くしたい」と意欲。チームでただひとり、前回大会に続く出場の古江は「いつもよりもプレッシャーを感じるゴルフだけれど、一打一打、2人で頑張りたい」と初優勝への道を頭に描いた。

<日本×米国 準決勝の組み合わせ>
竹田麗央 VS エンジェル・イン
山下美夢有 VS イエリミ・ノ
古江彩佳西郷真央 VS リリア・ヴローレン・コフリン