第57回全日本大学駅伝対校選手権大会(朝日新聞社など主催、長谷工グループ特別協賛)に九州地区代表として出場する志学館大…
第57回全日本大学駅伝対校選手権大会(朝日新聞社など主催、長谷工グループ特別協賛)に九州地区代表として出場する志学館大学陸上部の監督と選手が24日、朝日新聞鹿児島総局を訪れ、意気込みを語った。
志学館大は今回が初出場。前迫勇太監督(34)が就任した2021年にはコロナ禍もあって部員は4人ほどだったが、エースで主将の中村晃斗さん(3年)の入学が転機に。高校時代に悩まされたけがをしなくなり、実績をあげるようになると、翌年に県内から有力高校生8人が入部し、一気に駅伝メンバーが組めるようになった。
今年は10月13日の出雲全日本大学選抜駅伝(45.1キロ)にも初出場。結果は15位。順位もタイムも目標に届かず、経験不足と全国大会の厳しさを思い知った。
全日本は11月2日、熱田神宮(名古屋市)と伊勢神宮(三重県伊勢市)を結ぶ8区間106・8キロである。部員14人の中から8人が出場して長い距離をつなぐ。条件は出雲より厳しい。
「チームのテーマは『挑戦』。具体的な目標は決めず、まずはけがをしないで走るべき選手が走れるようにしたい」と前迫監督。浜川輝太さん(2年)は「まだまだ関東勢との差は大きく、出雲もチームとして満足いく結果ではなかった。全日本では九州地区の代表として、みんなでしっかり走って、よい結果を残したい」と語った。
長谷工コーポレーション大阪人事部の田中裕太さんは、自身も全日本に出場経験がある元駅伝選手。「失敗をおそれず、積極的な走りを。プレッシャーを楽しみ、持てる力をいかんなく発揮してください」と激励。長谷工グループが作る「たなかみ米」と、大学のユニホームと応援メッセージがラベルにデザインされたミネラルウォーターの目録を送った。(安田朋起)