第145回秋季中国地区高校野球大会(中国地区高校野球連盟主催、朝日新聞社など後援)が24日に開幕し、山口県のユーピーア…

 第145回秋季中国地区高校野球大会(中国地区高校野球連盟主催、朝日新聞社など後援)が24日に開幕し、山口県のユーピーアールスタジアムと山口マツダ西京きずなスタジアムで1回戦4試合があった。

 島根県勢は代表3校のうち2校が試合に臨み、島根中央(島根1位)は関西(岡山3位)と接戦の末、4―5で敗退。石見智翠館(島根2位)は、食い下がる玉島商(岡山2位)を5―4で振り切った。

 25日も両球場で1回戦4試合があり、立正大淞南(島根3位)は鳥取城北(鳥取1位)と対戦する。(堀田浩一)

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 岡山県大会3位の関西に惜敗した島根中央。4番打者で捕手の高木蓮選手(2年)がこの日、攻守でチームを引っ張った。

 3点を追う三回表。1死一、三塁の好機に打席に入った。「捕手なら、このピンチをどうするか」。相手バッテリーの配球を読み、変化球に的を絞った。

 そして2球目。甘く入ってきたカーブを振り抜き、打球は左前へ。この回、一時逆転に成功したチームの1点目をたたき出した。

 捕手としてもフル回転。エースの塩崎孔耀投手(2年)の持ち味は切れのある直球だが、初回から球が上ずり、連打を浴びていた。「調子が悪そうだな」。変化球主体の配球に組み立て直し、四回以降は序盤の打撃戦から一転、引き締まった試合展開となった。

 ただ、悔いが残ったのは逆転した直後の三回裏の守り。相手の先頭打者に、見透かされたかのように初球のカーブを右翼スタンドに運ばれ、同点にされたことだ。

 「あれは自分のミス。ストレートを投げさせるべきだった。あのホームランは本当に勉強になった」。敗れたものの、この舞台で大きな収穫を得たようだった。(堀田浩一)