<令和7年度秋季四国地区大会:英明1ー0高知商>◇18日◇1回戦◇今治市営球場 今秋ドラフトの直前、NPB7球団のスカウ…

<令和7年度秋季四国地区大会:英明1ー0高知商>◇18日◇1回戦◇今治市営球場

 今秋ドラフトの直前、NPB7球団のスカウトが熱視線を送る中、四国地区を代表する2年生左右両腕が激突したこの一戦。はたして両投手はその期待に十分に応える働きをみせた。

 英明の最速141キロ左腕・冨岡 琉希が138球4安打5奪三振8四死球で延長12回完封を果たせば、高知商の最速146キロ右腕・北添 颯志も134球を投げ2安打7奪三振6四死球で延長12回1失点(自責点0)。この試合での球速はNPBスカウトガンの計測で冨岡が136キロ、北添が143キロだった。

 両軍の攻めあぐみにも助けられる場面も多々あったものの、英明・香川 純平監督が冨岡を「辛抱強く投げてくれた」、高知商・岡村 英人監督も北添を「今の時点ではよくやってくれた」と評したように両投手ともにセンバツの権利がかかった場面での好投は見事であった。

 そんな緊張感ある展開の中で多くの収穫・課題も得た。延長12回の攻撃時に両足太もも裏をつりながらも「言い訳はできないので、気持ちを入れて12回裏を投げた」と冨岡がエースの自覚を口にする。一方の北添も「スライダーやフォークといった変化球はよくなっているので、春に向けては身体全体の強化と柔軟性、フォームの改善をしていきたい」と話した。

 さらに冨岡は183センチ86キロ、北添も182センチ69キロとサイズ的にも将来性が見込める。今回はわずかの差で冨岡に軍配が上がり、「北添はボールも速くていい投手。これからもライバルでいたい」と闘志を燃やす。北添も「相手の方が上だったとしかいえない」と明暗は分かれることになったが、両腕にはこれからも四国地区を盛り上げる存在として、さらなる高みを目指してほしい。