<令和7年度秋季四国地区大会:阿南光3ー0西条>◇19日◇準々決勝◇坊っちゃんスタジアム 阿南光が1回戦で尽誠学園に競り…
<令和7年度秋季四国地区大会:阿南光3ー0西条>◇19日◇準々決勝◇坊っちゃんスタジアム
阿南光が1回戦で尽誠学園に競り勝った西条と準々決勝で対戦。「憧れの先輩である吉岡 暖さん(現:横浜DeNAベイスターズ)の下半身移動を参考にしています」と語る最速138キロ右腕・小田 拓門(2年)が、88球4安打3奪三振1四球完封で「マダックス」を達成した。
2年ぶりの秋季四国大会4強入り。その影には阿南光・髙橋 徳監督による心憎い選手起用があった。
この試合、指揮官は8番・左翼手で徳島大会4打席のみの打撃機会に留まっていた井坂 海星(1年)を抜てき。キレのあるストレートを武器に尽誠学園戦で2失点完投勝利を飾った西条の1年生右腕・永井 新大に対して「左打者に脚力があって足でプレッシャーをかけられるし、彼が出ると1・2番打者に対してクリーンアップのような指示ができる」とその理由を明かした。
その意図をよく理解した井坂は2打席目で一塁駆け抜けタイム3.90秒のスピードで遊ゴロ失策を誘発し、見えざるプレッシャーをかけると、3打席目となる7回表は先頭打者で四球を奪取。「思い切り引っ張っていけ」と送り出された2番・松﨑 琉翔(1年)の右越三塁打で勝利を決定的とする3点目のホームを踏んだ。
対する西条・菅 哲也監督は試合を振り返り「思い切り振ってくる2番の松﨑くんが嫌だった」と語ったが、さらに深堀すれば井坂の脚がバッテリーの焦りを呼んだと言っても過言ではないだろう。
ちなみにこの井坂 海星は2年前に吉岡とバッテリーを組んでいた井坂 琉星(現:専門学校生)の実弟。センバツベスト8躍進のDNAを確かに継ぐ者たちも台頭してきた阿南光は、その時以来2年ぶり3度目のセンバツ出場圏入りを目指し、藤井との準決勝に挑む。