<10月21日(火)~26日(日)WTTスターコンテンダーロンドン2025 @イギリス・ロンドン>
卓球のWTTスターコンテンダー・ロンドンで23日、女子ダブルス1回戦が行われ伊藤美誠(スターツ)・早田ひな(日本生命)組が、第1シード張本美和(木下グループ)・橋本帆乃香(デンソーポラリス)組との日本人対決を制し、ベスト8進出を果たした。
試合後、2人はそろってインタビューに応じ、久々のペアとしての手応えや試合内容を振り返った。
伊藤は「予選から勝ち上がるのは本当に新鮮な感じです」と笑顔を見せ、「シングルスもあって、予選というものを何年ぶりにしたんだろうというくらい。でも逆に予選からできて良かったのかなと思います。早めに練習もできたし、いろんなテーブルで練習できたので。トーナメントの1回戦も優勝候補との対戦でしたが、こちらは(予選で)試合をしてきた分、それが絶対に得だったと思います」と語った。
3ゲーム目を落とした後、4ゲーム目をギリギリで奪い返し、最終第5ゲームでは圧巻のプレーで勝利を収めた試合を振り返り、早田は「終始私がミスをして足を引っ張ってしまった部分もありましたが、それでもこれまでの経験や、苦しい時に乗り越える力がついてきたなと感じました」と話した。
「自分たちが苦しい中を抜け出せたからこそ、5ゲーム目はああいう展開にできたと思います。相手も私たちの対策はできなかったと思いますし、私たち自身もやってみないとわからない部分が多かった。でも、2人で話し合って乗り越えられたことが大きかったです」と手応えを語った。
再びペアを組んでの現在の仕上がりについて問われると、早田は「何年組んでいても常に『楽しい』と思える。その楽しさは私たちが絶対に忘れてはいけないこと。楽しさの中で難しい試合を打破していくのが私たちの強みでもあると思うので、明日以降も自信を持って、勝つことが楽しいと思えるプレーをしたいです」と意気込んだ。
伊藤も「大きな大会に出たいという目標から、このスターコンテンダーに出ています」と話し、「私は早田選手としか組んでいないのでポイントは全くないんですけど、こうやってパッと組んでも結果を出せる自分たちはすごいなと正直思います。それは早田選手とだからこそで、2人じゃないとそうは思わない」と笑顔を見せた。
「コツコツと自分たちの力も世界ランキングのポイントも上げていくのが一番の目標。でもそこまで意識しすぎず、自然と結果でついてくるものだと思うので、今大会は2人で楽しんで、もちろん優勝を狙って頑張りたいです」と締めくくった。
<WTTスターコンテンダーロンドン 女子ダブルス1回戦>
伊藤美誠/早田ひな 3-2 張本美和/橋本帆乃香
11-8/9-11/7-11/12-10/11-3
LIVE配信: