『ハイキュー‼』×SVリーグ コラボ連載vol.2(5)サントリーサンバーズ大阪 鬼木錬 後編(前編:SVリーグ初代王者…
『ハイキュー‼』×SVリーグ コラボ連載vol.2(5)
サントリーサンバーズ大阪 鬼木錬 後編
(前編:SVリーグ初代王者のサントリーで、204cmのミドルブロッカー鬼木錬が抱いていた迷い>>)
現役のSVリーガーに、バレーボール漫画『ハイキュー‼』を語ってもらうコラボ連載。選手たちが選ぶベストメンバー、共感したシーン、ベストゲームとは?

(c)古舘春一/集英社
選手写真/SVリーグ)
<SVリーガーが語る『ハイキュー‼』>
Q1.監督目線で『ハイキュー‼』のベストメンバーを選ぶなら?
【オポジット】
牛島若利(白鳥沢学園高校)
【アウトサイドヒッター】
田中龍之介(烏野高校)、木兎光太郎(梟谷学園高校)
【ミドルブロッカー】
黒尾鉄朗(音駒高校)、月島蛍(烏野高校)
【セッター】
宮侑(稲荷崎高校)
【リベロ】
西谷夕(烏野高校)
「ウシワカ(牛島)は、とにかくパワフルさが好きですね。田中はがむしゃらで、いつも自分やチームを奮い立たせながらやっている姿がいいなって。木兎はスターだなって思うし、センスも感じるサイドですよね。
黒尾はミドルとしてうまいなって思います。ブロックをほかの選手たちに教えているところでは、教え方もうまいし、優しさも感じる。月島は、常に冷静な判断をしますし、リードブロックを徹底しているのもいいですね。
セッターの宮はアイディアとか、いつも面白そう。チームメイトは、次はどんなトスがくるのか楽しみでしょうね。リベロはやっぱり西谷。センスの塊だし、一緒にやると楽しくバレーできそうかなって思います」
Q2.教訓となった、共感した場面や言葉は?
「黒尾がツッキー(月島蛍)にブロックを教えているシーンは好きですね。自分も高校からミドルをやることになって、最初は先生や先輩に教えてもらっていたので。その日々を思い出します」
Q3.作中の個人的ベストゲームと、その理由は?
烏野高校vs音駒高校
「映画もよかったです。個人的には最後のシーンがすごく好きで。(孤爪)研磨がトスをしようとして、汗でボールが抜けるじゃないですか。汗で滑るのは、実はよくあることなんです。でも、それを最後に描くのはすごくて、しっかりバレーを理解した上で描いているんだなって。烏野を応援していましたが、『これで終わりか』って気持ちが長く残るシーンでした」
(連載6:甲斐孝太郎が辿り着いたリリーフサーバーの境地「流れを持ってくるのが面白い」>>)
【プロフィール】
鬼木錬(おにき・れん)
所属:サントリーサンバーズ大阪
2000年8月28日生まれ、福岡県出身。204cm・ミドルブロッカー。中学までサッカーをやっていたが、バレーボール部の監督に誘われて祐誠高校1年からバレーを始める。その後、日体大を経て2023年にサントリーサンバーズ大阪に入団。10月にVリーグデビューを果たした。同年にはユニバーシアード日本代表、翌年にはシニア日本代表に登録された。