東京オリンピックのスポーツクライミング女子複合で銀メダルを獲得した野中生萌が、大舞台で圧巻の登りを見せた。プレー中は“…
東京オリンピックのスポーツクライミング女子複合で銀メダルを獲得した野中生萌が、大舞台で圧巻の登りを見せた。プレー中は“クールビューティー”な表情を崩さなかった野中だが、完登直後には一変して安堵の表情を浮かべた。
世界のトップクライマーが集結する国別対抗戦「IFSCクライミンググランドファイナルズ福岡2025」が10月23日に開幕。初日には『ボルダー』と『リード』の予選が行われ、チームジャパンのキャプテンを務める野中が『リード』に出場した。
『リード』はクライマーが自身に繋がれたロープを支点に、高さ12〜15メートルの壁を登り、到達した高さを競う。制限時間は6分で挑戦できるのは1回のみ。長時間壁に掴まる「持久力」と「ルートを読む力」がポイントとなる種目だ。
野中はスタート直後からスムーズにホールドを捉え、軽やかに攻略していく。そしてルート中盤、右方向へのダイナミックなランジ(飛び移り)が要求される場面を迎えた。野中は、その場で体勢を整えてから全身のバネを使い、勢いよく飛び出した。最後は右上のホールドを両手でしっかりとキャッチして難なくクリア。その後、休憩を挟みながらも危なげなく登り進め、あっという間に完登した。
プレー中は終始クールな表情を見せていた野中だったが、完登直後にその表情は一変。左腕を上げて小さくガッツポーズを見せた後に、足をバタバタとさせながら“ホッ”と安堵の表情を浮かべていた。実況を務めたMCアリー氏は「完登です!見事やりました!」と興奮気味に伝え、「本人も『良かった…』と安堵(の表情)ですね」とコメントした。
野中による貴重な43ポイントの加算により、日本の最終スコアは171.5ポイントに。184ポイントを獲得した韓国には及ばなかったものの、全体2位で決勝進出を確定させた。
なお、IFSCクライミンググランドファイナルズは、国際スポーツクライミング連盟(IFSC)が新設した『ボルダー』と『リード』による男女混合の国別対抗戦だ。世界ランク上位6カ国36人が参戦し、日本の他に米国、カナダ、オーストラリア、イスラエル、韓国などが男女各2人の混合4人チームで競う。23日は予選、24日にはリードの決勝、25日にはボルダーの決勝が予定されている。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)