23日にあったプロ野球のドラフト会議で、滋賀県立水口高校出身の藤原聡大投手=花園大4年=が、楽天から1位指名を受けた。…
23日にあったプロ野球のドラフト会議で、滋賀県立水口高校出身の藤原聡大投手=花園大4年=が、楽天から1位指名を受けた。高校時代の甲子園出場経験はないが、140キロ超の直球を投げて将来性を感じさせた選手。恩師も大学での成長を見守ってきた。
藤原投手は三重県伊賀市出身。中学時代は滋賀県内の硬式野球チーム「甲賀リトルシニア」に所属した。進学した水口高では1年秋から遊撃手として試合に出場。2年秋から背番号1をつけた。
3年夏は、全国高校野球選手権滋賀大会の2回戦で滋賀学園と対戦。完投したものの3―4で惜敗し、甲子園出場はかなわなかった。
「勝ち気で、思い切りのいいプレースタイルだった」。そう振り返るのは、顧問や監督として指導した種谷涼さん(32、現・守山北高監督)。3年春に急成長し、球速も増して140キロを超えた。春季県大会では、準々決勝で滋賀学園に3―4で敗れたが8強入りに貢献した。
滋賀学園監督の山口達也さん(54)は、春・夏の対戦を記憶していた。「遊撃手から投手に転向したのでフィールディングがうまかった。運動能力が高く、ボールも速く、将来性があった」
高校最後の夏を2回戦敗退で終え、涙を流した藤原投手。試合後の取材では、大学進学を見据えて「味方がとってくれた点を守り切れる絶対的な投手になりたい」と語っていた。
花園大からプロの舞台へ進む。大学の公式戦を観戦するなどして見守ってきた種谷さんは「成長する姿に指導者としていい刺激を受けた。今の子たちにも向き合って、できることをやってあげたい」と話し、藤原投手には「伸びしろがある投手だと思うので、もっともっと大きくなってほしい」とエールを送った。(仲程雄平)