◇国内女子◇NOBUTA GROUP マスターズGCレディース 事前(22日)◇マスターズGC(兵庫)◇6562yd(…

渋野日向子(左)はプロ野球・巨人軍元監督の原辰徳氏とプロアマ戦

◇国内女子◇NOBUTA GROUP マスターズGCレディース 事前(22日)◇マスターズGC(兵庫)◇6562yd(パー72)

渋野日向子がプロ野球・巨人軍元監督の原辰徳氏と初めてプロアマ戦をともにした。「緊張感はありましたが、めちゃくちゃ楽しく回らせてもらった。原監督から重みのある言葉をいただけて、超楽しい一日だった」と笑顔で振り返った。

プロ野球界のレジェンドから聞く話にはうなずくしかなかった。「ゴルフも野球もすごくつながるところがあって、あの短いバットでもしならせて打つ。柔らかいものと柔らかいものをぶつけることで強い力が生まれる。ゴルフと全くいっしょ。すごく大事」。67歳に慣れ親しんだ野球バットをゴルフクラブに持ち替えてもらい、身振り手振りで説明してもらった。

強く打つのがしぶこ

“金言”を胸に4日間を戦い抜きたい。プロアマ戦では弱気のパッティングもあったという。「原さんから『強く打つのが、しぶこなんだ』と。そう簡単にはできないですが、その気持ちを持つことが大事」。前週「富士通レディース」は初日を66で回り、国内ツアー初めての首位発進を決めた。しかし、2日目はグリーン上で苦しみ76とスコアを落とし、結果的に40位で大会を終えた。

ツアー7勝目を目指す

「絶対頭のどこかに『寄せにいこう』とか『ジャストタッチで入れよう』とか。そういうところがあったりする。昔は強気でいっていた。モジモジすると良くない」。2019年の海外メジャー「AIG全英女子オープン」を初出場で制覇した怖い物知らずの昔を思い返した。

同年代の河本結大里桃子との初日ペアリングに「超楽しみです」。2021年「樋口久子 三菱電機レディス」以来のツアー7勝目を目指す。(兵庫県三木市/玉木充)