梅野は今季が複数年契約の最終年となる(C)産経新聞社 今オフ、移籍市場で注目を集めそうなのは捕手枠にもある。 経験値が必…

梅野は今季が複数年契約の最終年となる(C)産経新聞社
今オフ、移籍市場で注目を集めそうなのは捕手枠にもある。
経験値が必要なベテラン捕手はどの球団も欲しがるピース。特に今季は主戦捕手の固定に苦しんだ球団も多いとあって、仮に移籍市場に出てくれば熱視線を向けられそうだ。
その意味では2023年のチーム日本一を支えた、阪神のベテラン捕手、梅野隆太郎も注目の存在となる。
今季が4年契約の最終年。一方、今季のチームではプロ10年目となる坂本誠志郎が目覚ましい活躍を示した。
投手陣に対する細かいケアなど含め、絶大なる信頼を集め、先発、救援ともに圧巻の投手王国を築き上げた。そこにはキャリアハイの117試合に出場、主戦としてマスクをかぶった坂本の力は大きかったと認められている。
坂本はすでに11月の侍ジャパンにも選出されるなどさらなる飛躍が期待される中、長くチームを支えてきたベテラン捕手の去就にもひそかに注目が高まっている。
坂本が躍進したシーズンとなったが、梅野も高いブロッキング技術、安定したリードや強肩など、今季の戦いでも育成出身の早川太貴にプロ初勝利含め、バッテリーを組んだ試合で2試合連続勝ち星をつけさせるなど、存在感を示した。
今季圧倒的な強さでリーグ優勝を果たした阪神においても、坂本、梅野に次ぐ第3捕手育成はまだ道半ば。強みの投手陣を生かすためには2人以上の力が拮抗する捕手が必要とあって、今オフ、背番号2の去就は大きく注目を集めていくこととなりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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