「最後の清流」と呼ばれる四万十川沿いを走る第31回四万十川ウルトラマラソン(幡多地区陸上競技協会、高知県四万十市、四万…
「最後の清流」と呼ばれる四万十川沿いを走る第31回四万十川ウルトラマラソン(幡多地区陸上競技協会、高知県四万十市、四万十町主催)が19日、開催された。東京や大阪など全国から約2100人が参加し、秋の幡多路を駆け抜けた。
100キロの部は午前5時半、60キロの部は午前9時半にそれぞれスタート。ランナーたちは、木々が色づき始めた山あいの急坂に挑み、半家沈下橋と岩間沈下橋を走り抜けた。沈下橋ではスマートフォンで自撮りする姿も多く見られた。
沿道では地域住民やボランティアが拍手や声援を送り、給水、案内などで大会を支えた。ゴールの県立中村中学・高校では生徒たちが「おめでとう」「すごいですね」と拍手を送り、完走者を温かく迎えた。
100キロの部女子で初優勝したのは千葉県松戸市の会社員、高野温菜(はるな)さん(30)。「コースは高低差が激しく心が折れそうになったけれど、沿道の皆さんの声援に支えられた。優勝できてうれしいです」と笑顔を見せた。(エリアリポーター・笠原雅俊)