三冠最終戦となる菊花賞が京都競馬場芝3000mを舞台に行われる。春の実績馬か、夏を越して力をつけた上がり馬か。スタミ…

 三冠最終戦となる菊花賞が京都競馬場芝3000mを舞台に行われる。春の実績馬か、夏を越して力をつけた上がり馬か。スタミナと底力が問われる長丁場で、頂点に立つのはどの馬か。過去のデータからは、興味深い傾向が浮かび上がってくる。

1.前走2着馬が馬券の中心的存在

 過去10年の菊花賞では、前走で2着だった馬が[3-3-3-14]と、複勝率39.1%という非常に高い数値を記録している。単勝回収率も100%を超え、複勝回収率も93%と妙味も十分だ。これに対し、前走1着馬は[5-3-6-49]で複勝率22.2%と見劣りする。勝ち切った馬よりも、むしろ惜敗を喫した馬の方が、最後のGIでの巻き返しが期待できるデータとなっている。

2.理想の馬体重は460kgから479kg

 馬格も重要なスタミナレースだが、前走時の馬体重に注目すると、460kgから479kgだった馬が[5-5-3-36]で複勝率26.5%と好成績を収めている。これに対して、一段階上の480kgから499kgの馬は[1-3-5-53]で複勝率14.5%と大きく数値を落とす。長距離は走りやすい馬格があり、このレースについては460kg〜479kgが走りやすいようだ。

3.王道ローテのGII組より妙味ある3勝クラス組

 菊花賞へのステップレースとして神戸新聞杯やセントライト記念といったGII組が王道とされるが、過去10年の成績は[8-7-6-91]で複勝率18.8%、複勝回収率50%と、勝ち馬のほとんどを出してはいるが、出走数に比べると好走率がやや物足りない。一方で、前走が3勝クラスだった馬は[1-1-0-6]と出走数は少ないながらも複勝率25%を記録しており、格上挑戦でも通用する下地は十分にある。人気薄での好走も期待でき、妙味の点ではこちらに分がある。

 ショウヘイは前走の神戸新聞杯で2着。日本ダービー3着の実績が示す通り、世代トップクラスのスタミナと実力を兼ね備えている。データ的にも好走率の高い前走2着という条件に合致し、前走時の馬体重464kgも理想的な範囲。世代最後のタイトル奪取へ、視界は良好だ。