Bリ…

 Bリーグは10月21日、2026年秋に開幕する新Bリーグのクラブライセンス判定結果を発表。昨年発表されていた最上位カテゴリーのBプレミア26クラブに加えて、Bワンは25クラブ、Bネクストは3クラブにライセンスが交付されることが決まった。

 Bワンは25クラブのうち22クラブが仮入会基準をクリアした“仮ライセンス”という状態。“仮入会”の取扱いに関する詳細については、あらためてリーグから発表されるというが、ひとまず大幅なリーグ構造改革『B.革新』の初年度にあたる2026-27シーズンは、全国55クラブのうち51クラブが上位2つのカテゴリーで戦う結果となった。

 Bネクストライセンスが付与されたのは、しながわシティバスケットボールクラブ、ヴィアティン三重、山口パッツファイブのわずか3クラブ。債務超過の問題で継続審議となった湘南ユナイテッドBCがBネクストライセンス認定を受けたとしても、最大4クラブという小規模なカテゴリーになる。

 会見に出席した島田慎二チェアマンは、今回Bネクストのライセンスを取得した3クラブもBワンに入れようという議論があったことを明かしつつ、「特に仮ライセンスでBワンに入った22/25クラブというのは、ギリギリまで各地域でなんとかBワンに行かないと…と頑張ってきているんですよ。その努力をしてやっとここへきて発表しているのに、基準未達のクラブも“仮々ライセンス”のようなものを作ってBワンに入れてしまうのは、果たしていいのか。各地域で努力してもらったファンの皆様にとってもいいのか。実行委員会でも議論し、最終的にはそれはやめようとなりました」と、経緯を説明した。

 リーグの運営方法などについては、10月30日の臨時ライセンス判定理事会以降に発表するというが、BプレミアとBワンがレギュラーシーズン60試合制を維持する一方で、Bネクストにおいては3~4クラブで60試合を戦うことが現実的ではないことから試合数を調整すると明言。島田チェアマンは「若手選手たちを集めてチームを作るみたいなことがあってもいいんじゃないかとか、色々なことを考えて、Bネクストが成り立つように議論している」と現状を明かした。

 2026-27シーズンから、競技成績ではなく事業規模などが昇降格の基準となるBリーグ。島田チェアマンは「すべてのクラブがBワンに昇格し、結果としてBネクストのクラブが0、つまり、全てのクラブが成長し続けBワンの基準をクリアしている状態が望ましいと思っているので、最終的にはそういう世界観を目指せたらいいなと思っています」とも話す。『B.革新』1年目はどのような形で始まるのか。10月30日に全クラブのカテゴリー分けが決定する。

 湘南ユナイテッドBCを除く54クラブの2026-27シーズン所属カテゴリーは以下の通り。

▼Bプレミア(26クラブ)


レバンガ北海道

仙台89ERS

秋田ノーザンハピネッツ

茨城ロボッツ

宇都宮ブレックス

群馬クレインサンダーズ

アルティーリ千葉

千葉ジェッツ

アルバルク東京

サンロッカーズ渋谷

川崎ブレイブサンダース

横浜ビー・コルセアーズ

富山グラウジーズ

信州ブレイブウォリアーズ

三遠ネオフェニックス

シーホース三河

名古屋ダイヤモンドドルフィンズ

滋賀レイクス

京都ハンナリーズ

大阪エヴェッサ

神戸ストークス

島根スサノオマジック

広島ドラゴンフライズ

佐賀バルーナーズ

長崎ヴェルカ

琉球ゴールデンキングス

▼Bワン(25クラブ)


ファイティングイーグルス名古屋

熊本ヴォルターズ

鹿児島レブナイズ

青森ワッツ

岩手ビッグブルズ

山形ワイヴァンズ

福島ファイヤーボンズ

越谷アルファーズ

さいたまブロンコス

東京ユナイテッドバスケットボールクラブ

アースフレンズ東京Z

立川ダイス

東京八王子ビートレインズ

横浜エクセレンス

新潟アルビレックスBB

金沢武士団

福井ブローウィンズ

岐阜スゥープス

ベルテックス静岡

バンビシャス奈良

トライフープ岡山

徳島ガンバロウズ

香川ファイブアローズ

愛媛オレンジバイキングス

ライジングゼファー福岡

▼Bネクスト(3クラブ)


しながわシティバスケットボールクラブ

ヴィアティン三重

山口パッツファイブ

【番組を聴く】ドラフト制度の補足説明「連携を高め、より課題解決のスピードを上げる」