「ウマ娘」の藤田晋オーナーが、菊花賞(3歳牡牝・GI・芝3000m)のエリキング(牡3、栗東・中内田充正厩舎)でJR…
「ウマ娘」の藤田晋オーナーが、菊花賞(3歳牡牝・GI・芝3000m)のエリキング(牡3、栗東・中内田充正厩舎)でJRA・GI初制覇を狙う。
藤田晋オーナーはフォーエバーヤングやシンエンペラーなどの活躍馬を所有し、国内外で重賞を13勝している。しかしながら、JRAのGIに限ると16戦0勝。23年のホープフルSと24年のジャパンCのシンエンペラー、24年の秋華賞のボンドガールの2着が最高着順となっている。
菊花賞にはエリキングがエントリーしている。父がキズナ、母は18年に豪G1のBRCクイーンズランドオークスを制したヤングスターという血統馬。23年のセレクトセール1歳において、藤田オーナーが2億1000万円(税抜)で落札した。ここまで6戦4勝。2歳時に無傷の3連勝で京都2歳Sを制覇。その後は骨折で休養し、春の2冠は皐月賞が11着、日本ダービーが5着だったが、当時は完調にはなかったか。夏場の休養を挟み、前走の神戸新聞杯では鮮やかな差し切り。2歳時の輝きを取り戻し、2つ目のタイトルを手にするとともに、菊花賞の主役に浮上している。当然ながら今回は春2冠以上に期待できるはずだ。
フォーエバーヤングで地方や海外のGIは手にしている藤田オーナーだが、ここで中央のビッグタイトル獲得となるか。エリキングが孝行息子となることを願いたい。