21日、佐野日大が7対0で駿台甲府を破り、14年以来、12年ぶりのセンバツ出場が有力となった。 率いるのは元阪神の麦倉 …

21日、佐野日大が7対0で駿台甲府を破り、14年以来、12年ぶりのセンバツ出場が有力となった。

 率いるのは元阪神の麦倉 洋一監督だ。自身も佐野日大出身でエースとして、89年夏の甲子園に出場している。同年のドラフトで阪神から3位指名を受け、プロ入りを叶えた。

 しかし故障の影響でプロ通算1勝のみで、94年に現役引退し、17年から母校の佐野日大の監督に就任した。なかなか甲子園まで勝ち進めなかったが、この秋、関東大会ベスト4入りを果たした。

 佐野日大のベスト4により来年3月19日開幕の第98回選抜高等学校野球大会は、これで2人の元プロ監督の出場する見通しとなった。19日、帝京長岡が北信越大会優勝を収め、初のセンバツ出場が大きく前進。率いるのは帝京長岡の芝草宇宙監督で、帝京のエースとして甲子園に出場し、87年春夏の甲子園に出場し、夏にノーヒットノーランを達成している。

 日本ハムなどでは中継ぎ投手として活躍し、通算430試合に登板。現役引退後は解説者として活動し、20年4月から帝京長岡の監督に就任した。帝京長岡では茨木 秀俊(阪神)、茨木 佑太(ロッテ)の茨木兄弟をプロに送り込むなど投手育成力には定評がある。

 甲子園に導くまでの強豪に育て上げた2人の今後に注目だ。