第78回秋季関東地区高校野球大会(関東地区高校野球連盟主催)は20日、山日YBS球場で準々決勝2試合があった。横浜(神…

 第78回秋季関東地区高校野球大会(関東地区高校野球連盟主催)は20日、山日YBS球場で準々決勝2試合があった。横浜(神奈川1位)は専大松戸(千葉1位)に2―4で競り負け、4強進出に届かなかった。今春優勝した選抜大会への出場は、他校の結果次第となった。

 19日にも同球場などで1回戦4試合があり、法政二(神奈川2位)は花咲徳栄(埼玉1位)に9点差を逆転されて9―10で敗れた。

■残塁15 拙攻響き 主将「実力不足」

 あと1勝で、来春の選抜大会が見える。もう一度、甲子園で優勝するという思いでやってきた。

 選抜出場が確実視される関東大会4強をかけた一戦は、二回表2死一、二塁のチャンスで横浜の小野舜友主将(2年)に打順が回った。

 前の打順は先発投手の小林鉄三郎(1年)。「俺に回せば大丈夫」と声をかけると、11球粘って四球で塁に出た。後輩がつないでくれた得点機に「甲子園へ連れて行く」と奮起した。真ん中の直球を振り抜き、先制の左前適時打を放った。

 しかし相手は専大松戸。春の関東大会で競り負け、連勝記録を27で止められた因縁の相手だ。二回裏に本塁打で追いつかれ、五、六回にも本塁打や長短打で失点を重ねた。

 2点を追う九回表、満塁の好機にベンチで「まだ行ける」と声をからしたが、届かなかった。

 試合後、「実力不足」という言葉が口をついて出た。15残塁の横浜に対し、好機を確実にものにした専大松戸の試合巧者ぶりが光った。

 「必死に勝ちをつかもうとする原点に立ち返り、チームを立て直す」。涙を浮かべて誓った。(小林日和)