第78回秋季関東地区高校野球大会(関東地区高校野球連盟主催)は20日、準々決勝2試合があり、初戦を突破した浦和学院(埼…

 第78回秋季関東地区高校野球大会(関東地区高校野球連盟主催)は20日、準々決勝2試合があり、初戦を突破した浦和学院(埼玉2位)は5年連続で秋の山梨県大会を制した山梨学院(山梨1位)に3―6で敗れ、ベスト4に届かなかった。21日は花咲徳栄(埼玉1位)が甲府工(山梨2位)と顔を合わせる。

 【経過】浦和学院は2点を追う四回、玉栄の安打などで1死満塁の好機をつくる。鈴木の犠飛、内藤の適時打で2点を返して一時追いつくも、その後は相手投手に抑え込まれ、九回の1点がやっと。今年の持ち味の「継投」では、3人目で登板した1年生左腕・佐々木が無失点と気を吐いた。

■浦学の扇の要として意地のタイムリー(折井茉瑚)

 浦和学院の捕手として、責任を背負って打席に入った。

 1点を追う四回、2死一、二塁。「自分は絶対打てる」。内藤蒼(2年)は、3球目の甘い直球を振り抜いた。レフト方向へ飛ぶ打球を見るなり、両手に握りこぶしをつくって一塁へ走った。

 投手をリードしきれず相手に先行を許す展開。必ず走者を本塁へかえすという気持ちで打球を外野に運んだ。

 「継投の浦学」を支える捕手だけに、責任感が強い。本格的に捕手に転向したのは秋の県大会から。それでも、花咲徳栄に敗れた決勝では、自身の配球ミスを悔やんだ。

 今日は、山梨学院の強打に屈しはした。「次は絶対、笑って終わる」。試合のあと、涙を見せて、もう先を見据えた。(折井茉瑚)