<令和7年度秋季東海地区高等学校野球大会:大垣日大8―2東邦>◇19日◇準々決勝◇刈谷球場 この日の、秋季東海地区大会準…

<令和7年度秋季東海地区高等学校野球大会:大垣日大8―2東邦>◇19日◇準々決勝◇刈谷球場

 この日の、秋季東海地区大会準々決勝の刈谷球場は、2試合ともが愛知県勢と岐阜県勢の戦いとなった。昨秋の東海大会優勝校で、この秋も岐阜県大会を制して1位校となった大垣日大は連覇を狙うが、シード校としてこれが初戦となる。

 昨夏、今夏と連続で愛知大会準優勝。あと一つというところで甲子園出場を逃した東邦は、この秋は愛知県3位校としての出場となった。前日の1回戦では、昨夏の静岡代表の掛川西を終盤に突き放して逃げ切った。その勢いで、大垣日大に挑みたいところである。

 先制したのは東邦だ。初回に一死一、三塁のピンチで内野ゴロを本塁で刺すなどして零に抑えた。その裏、失策で出た走者をバントと捕逸で進めて、3番・星野 玲太選手(1年)の右前打で還して先制。さらに、3回にも二死から1番・佐藤 凛空選手(2年)が安打すると、続く金本 凱将選手(2年)の打球は中越長打になるかと思われたが、大垣日大の森 遼介中堅手(2年)がダイビングで好捕。これが東邦に向いていた試合の流れを変えるきっかけになった。

 東邦の先発の左腕・糸井川 佳大投手(2年)は、3回まではしっかりと抑えきれていたのだが、4回に一死から3連続四死球と暴投に犠飛で逆転となる。こうなると、岐阜県1位で自力ではやや上かと思われる大垣日大。主導権を握って自分たちのペースで試合を運んでいく。

 5回にも1番からの好打順で無死二、三塁から3番・大森 侑人選手(2年)の三塁打で2点を追加。さらに朝倉 陸投手(1年)からも6番・竹島 黎乃選手(1年)がタイムリーを放ち、1点を加えた。

 その後も4番の竹岡 大貴投手(2年)のタイムリーや、美技でピンチを救った森選手の二塁打などで7回に1点、8回に2点とリードを広げていき、試合後半は先発した竹岡投手がいいリズムで投げ切った。結果としては無四球での2失点の完投だった。

 大垣日大の高橋 正明監督は、竹岡投手が無四球だったということを知らされると、「それはビックリでした」と言いつつも、「どちらかと言うとボールが先行していくタイプなんです。だから、四球は気にするなということは言っていたんです。今日は安心して見ていられるなとは思っていましたけれどもね」

 大垣日大は、昨秋準々決勝でタイブレークの死闘を演じた中京大中京と戦うこととなった。「昨年同様に、厳しい戦いになっていくとは思います。こういう大会で戦えるということは、意味があると思います」と、引き締めていた。

 先制しながら、中盤にひっくり返された東邦の山田祐輔監督は、「力不足で、こういう結果になってしまいましたが、この秋の県大会から東海大会を通じて、選手個々は成長していっていると思います。この日も、3人目として投げた伊藤 悠真(2年)なども、成長してきていると思います。ただ、中盤に逆転されて大きくリードされたことで、少し集中が切れてしまったのが残念でした」と、反省していた。伝統ある実力校だけに、一冬超えた、来春以降にどこまでチーム力を上げていかれるのか、飛躍が期待される。