第153回北信越地区高校野球大会(北信越地区高校野球連盟主催)は19日、富山市民球場で決勝があった。新潟勢同士の対戦は…
第153回北信越地区高校野球大会(北信越地区高校野球連盟主催)は19日、富山市民球場で決勝があった。新潟勢同士の対戦は帝京長岡(新潟3位)が日本文理(同1位)に5―4で勝利し、2024年の春季大会以来、春秋通じて2回目の優勝を決めた。
帝京長岡は初回に2点を失ったが、継投した投手陣が力投。打線も13安打を放ち、日本文理の投手陣を打ち崩した。日本文理は終盤に相手のミスなどで追い上げたが、打線がわずか3安打とかみ合わなかった。
帝京長岡は11月14日から東京・神宮球場で始まる明治神宮大会に出場する。
■「狙い通りの打撃できた」
互いに準決勝から先発投手を入れ替えて臨んだ決勝戦。先発9人のうち1年生が7人を占める帝京長岡の攻めの気持ちが日本文理を上回った。
立ち上がりに先発投手が3連続四球を与え、無死満塁の場面で西脇駆(2年)がマウンドへ。犠飛と内野ゴロの間に2点を失ったが、それで流れを断ち切った。六回まで相手打線を1安打に抑え、味方の反撃につなげた。
打線は1点を追う七回、3番・松本覇(はうる)(1年)ら上位打線の3連打で同点に。八回には9番・富田惇紀(2年)の三塁打など3長短打とスクイズで3点を勝ち越した。七回からは準決勝で145球を投げた工藤壱朗(1年)をマウンドに送り、日本文理の追い上げをかわした。
3安打1打点と活躍した松本は試合後、「相手投手の対策を練ってきた。狙い通りの打撃ができた」と笑顔を見せた。三塁打を放った主将の鈴木祥大(2年)は、「走塁ミスもあったけど、足を絡めて積極的に攻めていくチームの持ち味が出た。日本文理には県大会の準決勝で負けていたので、雪辱できてよかった」と話した。
日本文理は打線がわずか3安打と振るわなかった。準決勝で本塁打を打った3番・秦碧羽(あおば)(2年)ら中軸が抑えられ、投手陣も計8与四死球と安定感を欠いた。
主将の渡部倖成(2年)は「今日はチームバッティングができなかった。個々の能力をもっと高めて、投手層も厚くする必要を感じた」と振り返った。(井上潜)