(19日、秋季近畿地区高校野球大会1回戦 市尼崎(兵庫2位)1―9近江(滋賀1位)) 市尼崎の選手たちが感じた雰囲気は…
(19日、秋季近畿地区高校野球大会1回戦 市尼崎(兵庫2位)1―9近江(滋賀1位))
市尼崎の選手たちが感じた雰囲気は、兵庫県大会とは違った。
「初めて体験する近畿大会で、みんな表情が硬かった。声をかけていたけど、いやな予感がした」。名渡山颯太主将(2年)は試合後、そう振り返った。
同校は、1983年と2016年の夏に甲子園に出場している。春の選抜大会の出場経験はない。近畿大会は20年ぶりの出場だった。
県大会準優勝の原動力となったエース塩沢魁矢投手(2年)の制球が一回から定まらない。「元々立ち上がりが悪いから準備してきたけど、うまくいかなかった」。
その後もストライクが入るスライダーを中心に投げたが、試合中盤には高めに浮いた球を狙われ、計9点を失った。
一方の打線は、相手エースから四回までに5四死球を選んだが、一回の1得点に終わった。試合を通しても1安打だった。
椎江博監督は「四死球を生かした相手と生かせなかったうちに大きな違いがある」と勝負のあやを語る。
いまのチームの発足当初は、練習試合で勝てず、毎朝、数百球の打ち込みをするなど、レベルアップをはかってきた。そして県大会で準優勝した。
近畿大会で名渡山主将は、打力や走力、点の取り方など全国レベルの高校との違いを感じた。「この舞台に立てたことはいい経験になった。選抜に出場して歴史を変えたかったが、打力が足りていないし、気持ちの弱さも思い知った。まだまだ成長したい」と、夏へ雪辱を誓った。(原晟也)