◇国内女子◇富士通レディース 最終日(19日)◇東急セブンハンドレッドクラブ(千葉)◇6697yd(パー72)◇曇り(観…

◇国内女子◇富士通レディース 最終日(19日)◇東急セブンハンドレッドクラブ(千葉)◇6697yd(パー72)◇曇り(観衆3085人)
初日に6アンダー「66」で国内ツアー初の首位発進を決めながら、渋野日向子は通算イーブンパー40位でのフィニッシュとなった。「2日間で全部“貯金”をなくしてしまいましたけど…」。日米ツアーを通じて6試合ぶりに決勝まで戦ったものの、2日目に「76」、最終日は「74」とロケットスタートで稼いだ分だけ吐き出した週末のプレー。悔しさをのみ込むように自嘲気味に言った。
前半11番で2打目のアイアンを左サイドのピンに絡めてバーディを先行。バンカーを渡り歩いた12番、ティショットが右に出た分だけわずかに距離が足りずガードバンカーに入れた13番(パー3)としぶとくパーを拾う我慢にも限界が訪れる。「(パーパットが)入る距離ではあった」という15番でボギーを喫し、続くパー5の16番でバウンスバックに失敗すると、17番(パー3)でダブルボギーをたたいた。
スポット参戦のために一時帰国する前から、朝のウォーミングアップもラウンド後も、ドライビングレンジではスティックを頭に当ててもらって前傾のキープに気を遣いながら打つシーンが目立つ。パーオン率は初日から72.22%(13/18)→55.56%(10/18)→44.44%(8/18)と徐々に低下。修正がままならない現状を「日替わりどころか“1打替わり”。今年はそういう感じでコントロールできないのが難しい」と表現する。この日は前日まで比較的安定していた1Wも散り、ショートゲームに一層の負担をかけた。

10番スタートの裏街道に回り、しかもトップスタート。それでも、早朝から多くのギャラリーがロープの外で列をなした。胸が熱くなった応援に、意地を見せた後半8番(パー3)を含む3バーディで応えきれたとはもちろん思っていない。
「きょうとかきのうみたいなゴルフをしてしまうことにちゃんと向き合わなきゃいけない」と険しい表情で受け止めつつ、福岡のスタジオで佐々木信也氏に指導を受けたパッティングはやることが定まった。丁寧なセットアップから打つまでのリズム、手を使いすぎないストロークなど、「パター自体はいい方向に行くと思っているので、このまま続けていかないと。(パッティングがさえて)1日目のゴルフができたことは前向きに捉えたい」とわずかに顔を上げた。
2週後の「樋口久子 三菱電機レディス」まで国内で4連戦が続く。3週後に日本で開催される米ツアー「TOTOジャパンクラシック」も出場は厳しいが、待機選手リスト5番手とわずかな可能性を残す。一戦一戦、一打一打が主戦場ではい上がるための糧になるはず。「結果は残したい。やるべきことをしっかりやって、(ダメな時は)砕けるなら砕けるし。でも、やり切らないと後悔しちゃう」と、日本での1カ月を必死に過ごしていく。(千葉市緑区/亀山泰宏)