<令和7年度秋季東海地区高等学校野球大会:常葉大菊川8―6中京>◇18日◇1回戦◇パロマ瑞穂球場 昨秋の東海地区大会準優…

<令和7年度秋季東海地区高等学校野球大会:常葉大菊川8―6中京>◇18日◇1回戦◇パロマ瑞穂球場

 昨秋の東海地区大会準優勝校の常葉大菊川。この秋の静岡県大会は準決勝で聖隷クリストファーに敗れたが、3位決定戦で浜松日体を下して進出してきた。2年連続のセンバツ出場を狙う。3位校ではあるが、各打者のスイングの強さは、静岡県大会でも十分に立証してきた。

 対する中京は、秋は5年連続の東海大会出場となっているが、ベスト4以上の進出は果たせておらず、19年ぶりのセンバツ出場を目指すことになる。この秋も準優勝で2位校としての東海大会出場だが、決勝では大垣日大に大敗している。それだけに、そこからの立て直しで挑んだこの大会である。

 初回はお互いに三塁打が飛び交う華々しい試合の入りになったが、常葉大菊川は走者を還せず、中京は犠飛と5番に入っている鈴木 悠悟投手自らの二塁打もあって2点を先制する。中京としては、願ってもない序盤の展開だった。

 しかし、さすがに強力打線の常葉大菊川も、ここという場面ではしっかりとスイングしてくる。4回は、4番・山﨑 拓己選手(1年)と石田 琉士音選手(2年)の連続二塁打から始まって、この回5安打を集中して4点を奪って逆転。さらに、5回にも石田選手の連続二塁打などで3点を追加して、試合の主導権を奪った。

 ここというところでの勝負強さは、さすがと言っていい。7回にも一死三塁から石田選手の内野ゴロで追加点をあげた常葉大菊川。石田選手は、4打数2安打二塁打2本で4打点と大活躍だった。

 5回に1点を返したものの、その後追加点をあげられなかった中京だが8回、二死走者なしから2番・花川 仁飛選手(2年)以下、四球を挟んで4連打で3点を返して2点差に迫る。

 これで、どうなるかわからないぞという雰囲気になってきたのだが、常葉大菊川は先発の佐藤 大介投手(2年)が投げ続ける。

 9回も先頭に中前打されたものの、その後は上位に回ってもしっかりと打たせて取っていった。

 常葉大菊川の石岡 諒哉監督は、「相手の鈴木投手は非常にいい投手なので、こんなに点を取れるとは思っていませんでした。一方で、佐藤がこんなに点を取られるとも思っていませんでした。攻守ともに、ちょっと想定外の試合になってしまったけれども、内容はともかくとしてやはり勝つことが大事です」と、安堵していた。

 中京の鈴木投手は、「ここまで打たれたという経験は、正直今まではないのですが、カーブもスライダーも上手にあわされて打たれた。まだまだです」と、反省しながら、来春以降へ向けて、さらに投球の精度を上げていきたいという思いを語っていた。