『ハイキュー‼』×SVリーグ コラボ連載vol.2(4)群馬グリーンウイングス 中野康羽 後編(前編:中野康羽は、京都橘…
『ハイキュー‼』×SVリーグ コラボ連載vol.2(4)
群馬グリーンウイングス 中野康羽 後編
(前編:中野康羽は、京都橘時代にビーチとの「二刀流」で全国へ 目標は先輩の和田由紀子>>)
現役のSVリーガーに、バレーボール漫画『ハイキュー‼』を語ってもらうコラボ連載。選手たちが選ぶベストメンバー、共感したシーン、ベストゲームとは?
(c)古舘春一/集英社
選手写真/SVリーグ
<SVリーガーが語る『ハイキュー‼』>
Q1、監督目線で『ハイキュー‼』のベストメンバーを選ぶなら?
【オポジット】
ブラジルから帰ってきたあとの日向翔陽(烏野高校)
【アウトサイドヒッター】
佐久早聖臣(井闥山学院高校)、木兎光太郎(梟谷学園高校)
【ミドルブロッカー】
月島蛍(烏野高校)、黒尾鉄朗(音駒高校)
【セッター】
宮侑(稲荷崎高校)
【リベロ】
西谷夕(烏野高校)
「日向はブラジルでビーチを経験したことでレシーブもうまくなったし、"小さくても戦えないわけじゃない"と証明してくれるはずです! 木兎はめっちゃポジティブで、チームを乗せてくれそう。逆に佐久早さんは冷静で、テクニックのあるプレーを期待します。
クロ(黒尾)は、心の広さが好きですね。対戦相手なのに、ツッキー(月島)にブロックを教えるとか。冷静に物事を見られるし、ブロックも上手。ツッキーも頭が切れるし、アウトサイドの木兎さんがウォーってなる分、ミドルは冷静で(笑)。
セッターは、最後まで影山(飛雄)か侑かで悩みましたが、侑の『よりいっぱいのもんで支えたんねん』って考え方が好きなので。リベロの西谷は、調子の波がある木兎さんを、元気で支えて欲しいです」
Q2、教訓となった、共感した場面や言葉は?
「木兎さんの『"楽"じゃなく"楽しい"を考える』ってセリフです。読んだ当時、私は高校時代でしたが、同じ漢字でここまで考え方が変わるのかって。以来、自分のなかで大事にしている言葉です。木兎さんの言葉はポジティブで、読むと元気になりますね」
Q3、作中の個人的ベストゲームと、その理由は?
烏野高校vs稲荷崎高校
「一番好きなのは、(尾白)アランくんのノーブロックのスパイクを、日向がディグで上げるシーン。全日本ユースの合宿に、日向は呼ばれていないのに混じって、みんなを観察しながら練習して、その成果が発揮された場面。成長を感じられるのがいいですね。日向はビーチもやりますが、自分もビーチをやっていたし、親近感が湧きます」
(連載5:SVリーグ初代王者のサントリーで、204cmのミドルブロッカー鬼木錬が抱いていた迷い>>)
【プロフィール】
中野康羽(なかの・やすは)
所属:群馬グリーンウイングス
2002年7月30日生まれ、三重県出身。171cm・アウトサイドヒッター。小学校1年でバレーを始める。京都橘高では1年時から春高バレーに出場し、2年時にはベスト8に進出。国体のビーチバレーボール競技にも京都代表として出場し準優勝した。日本体育大学では4年時に主将を務めた。卒業した今年、群馬グリーンウイングスに入団した。