◇国内女子◇富士通レディース 2日目(18日)◇東急セブンハンドレッドクラブ(千葉)◇6697yd(パー72)◇晴れ(…

木村彩子は今季5人目の○○世代優勝者となるか(Atsushi Tomura Getty Images)

◇国内女子◇富士通レディース 2日目(18日)◇東急セブンハンドレッドクラブ(千葉)◇6697yd(パー72)◇晴れ(観衆4043人)

今季国内女子ツアーで最も多くの優勝者を輩出しているのは、黄金世代(1998年度=3人)でもプラチナ世代(2000年度=3人)でもない。2週前の「日本女子オープン」を堀琴音が制して永峰咲希柏原明日架金澤志奈に続く4人目となった1995年度生まれだ。

今週、焼き肉店に後輩も含めた選手たちが集まって堀のささやかな祝勝会が開かれた。安田彩乃が堀のさまざまな顔写真をイラスト風のデザインに落とし込んだケーキを注文。「“史上一番せっかち”な女子オープンチャンピオンだね」といじりながらナショナルオープン制覇を祝ったそう。

やはり1995年生まれの木村彩子も参加した。「やっぱり、すごいなって尊敬します。同級生がすごく優勝していて、若い子たちもいっぱい出ているんですけど、『自分たちもまだまだやれるね』って」。ひたすら楽しかった会食は、2022年「アース・モンダミンカップ」以来の2勝目を狙う木村にとって大いにモチベーションを高める時間にもなったという。

そのチャンスが早くも訪れた。初日44位から、この日は第1組で出だし5連続バーディを奪うロケットスタート。前日のラウンド後に南秀樹コーチと電話をしながら模索したパッティング修正がハマった。低く長いフォローを意識して手元を動かすことで、ここ最近悩ましかったフィーリングが劇的に改善。最初に難しいフックラインを決めきって勢いに乗り、8番(パー3)ではカラーから20m近い距離を沈める「ミラクルバーディ」も飛び出した。

後半10番(パー5)で唯一のボギーを喫した直後、パー4の11番で2打目を放り込むイーグルもあった。残り160ydは6番アイアンでピッタリの距離。気持ちよく振った一打がカップに消えた。ツアー自己ベストに並ぶ「64」の猛チャージで通算8アンダーまで伸ばし、終わってみれば3人が並ぶ首位に立った。

「自分も頑張りたい」と同学年の選手たちに続くタイトル以外にも、欲しいものがあるという。「私たち、唯一“○○世代”がない世代かなって思っていて。名付けてほしいんです」とニッコリ笑ってリクエスト。このまま世代でツアーを席巻できれば、30歳を迎えるシーズンにようやく愛称も生まれるかもしれない。(千葉市緑区/亀山泰宏)