U-20ワールドカップ(W杯)チリ大会出場から帰国したファジアーノ岡山の19歳MF佐藤龍之介が、圧巻の個人技を見せつけ…

 U-20ワールドカップ(W杯)チリ大会出場から帰国したファジアーノ岡山の19歳MF佐藤龍之介が、圧巻の個人技を見せつける今季6ゴール目を奪った。

 10月18日に行われたJ1リーグ第34節、岡山は本拠地JFE晴れの国スタジアムでセレッソ大阪と対戦。FC東京からレンタル移籍で岡山に加わった後、今年6月にA代表デビューを果たし、9月27日に開幕したU-20W杯ベスト16進出に貢献した佐藤は、惜敗の悔しさを胸に帰国して10月14日のチーム練習から合流した。

 そしてこの日、3−4−2−1の左ウイングバックとして、岡山では9月13日の第29節以来、リーグ戦5試合ぶりの出場を果たすと、0−1で迎えた前半32分だった。

 相手GKのロングキックを味方が拾った場面。中盤左サイドで下がりながらボールを受けた佐藤は、縦のスペースを突く形でスピードのあるドリブルで約20m前進する。そしてペナルティーエリアの角で急ブレーキ。鋭く方向を変えてカットインし、キックフェイントを織り交ぜながら中央へボールを運ぶ。そして自らシュートコースを作ってから右足でカーブをかけたコントロールシュートを放ち、ゴール右隅のゴールネットを揺らした。

■「流石にうますぎる!サイコー」

 この佐藤のゴールに、DAZNの試合中継で実況を担当した能政夕介アナウンサーは「末恐ろしい18歳から飛躍の19歳!」と絶叫。SNS上には「流石にうますぎる!サイコー」「これ決めれるのは本物かな」「本当に高卒ルーキーですかね」「日本の未来明るすぎる、超期待」の声に加えて、「これは海外行っちゃうやつや」「あかんこれ海外行くやつや!ベルギーかドイツ行くやつや!」のコメントが寄せられた。

 佐藤の今季6ゴール目で同点に追いついた岡山だったが、後半10分に飛び出したGKスベンド・ブローダーセンがDOGSO(決定的な得点機会の阻止 Denying an Obvious Goal-Scoring Opportunity)で一発退場となり、同18分に勝ち越し点を許して1−2で敗れた。佐藤にとっても悔しい試合となったが、ゴールに関しては間違いなく今後のさらなる飛躍を感じさせるものだった。

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