◇国内メジャー◇日本オープンゴルフ選手権競技 3日目（18日）◇日光カンツリー倶楽部 (栃木)◇7238yd（パー70…
◇国内メジャー◇日本オープンゴルフ選手権競技 3日目（18日）◇日光カンツリー倶楽部 (栃木)◇7238yd（パー70）
今季DPワールドツアー(欧州ツアー)を主戦場にする桂川有人が首位と6打差の通算2アンダー3位につけた。5バーディ、2ボギーの「67」で回り、15位から浮上した。
今週はインドで世界ランク2位のロリー・マキロイ(北アイルランド)や米ツアー年間王者のトミー・フリートウッド(イングランド)らが出場する「DPワールド インディア選手権」が開催されている。その試合をスキップして「日本オープン」を選んだのも「向こうも大きい大会で結構ギリギリまで悩んだけど、やっぱりマスターズと全英オープンの出場権がもらえるという意味でワンチャンスをかけて」。10月「バンテリン東海クラシック」(38位)にも出場して今大会に備えてきた。
欧州ツアーでの年間レースは現在128位だが、2024年4月「ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント！」で獲得した欧州ツアーのシードは来年度まであるのも今回背中を押した要素になる。
海の向こうでようやく慣れ始めた芝とは違う母国の芝に「違和感がある」と初日から程よい緊張感に包まれており、「逆に集中してゾーンに入れたりと、良い方に繋がる」という。
今季は3月「ポルシェ シンガポールクラシック」6位で入るも、7月「BMWインターナショナルオープン」で11位に入るまで「得意なショットがなかなかうまく行かずに苦しんで波に乗れなかった。でもいまはそこが良い感じになってきた。トップの選手はやっぱり対応力がすごい。そういう選手になっていけたら」と顔を上げる。
ムービングデーのこの日は終盤17番で78ydを59度のウェッジで1mにつけ、18番は残り150ydから9Iでピンそば3m弱につけて連続バーディ締めをした。初日は2ホールともに、2日目は17番をボギーにし、「リベンジできて良かった」と気持ちのいい締めくくりにした。首位に立つのは日大のチームメートで同級生となる清水大成。「最後まで気が抜けないコースなので、最後までやりきりたい」と6打差を追いかける。(栃木県日光市／石井操)
