サッカーJ3・松本山雅は17日、26日に本拠のサンプロアルウィン(長野県松本市)で予定していたリーグ戦の讃岐戦を、開催…
サッカーJ3・松本山雅は17日、26日に本拠のサンプロアルウィン(長野県松本市)で予定していたリーグ戦の讃岐戦を、開催場所をJ3・AC長野パルセイロの本拠である長野Uスタジアム(長野市)に変更して26日に開催すると発表した。サンプロアルウィンは観客席の上にあった鉄骨部材が落下して、スタジアムが使えない状態になっていた。
松本にとって、長野は「信州ダービー」で毎回、熱い戦いを繰り広げるライバルチーム。松本によると、問題が発覚して間もなく、長野側から提案があり、長野Uスタジアムを所有する長野市などとの調整もしてくれたという。松本は「Jリーグ参入前から、ともに長野県のサッカーを盛り上げるライバルから手を差し伸べていただきましたことに、お礼申し上げます」とコメントした。長野も「長年ダービーで熱く対峙(たいじ)する間柄だが、長野の地でともにサッカー文化を盛り上げる良きライバル。多くの皆さまに安心・安全にJリーグをご観戦いただくために、長野Uスタジアムでの開催に協力することにしました」とのコメントを出した。
鉄骨落下で、中止になった宮崎戦(当初は12日に開催予定)の代替開催日と場所は決まっていない。
サンプロアルウィンを所有する長野県は今後のスタジアム使用について検討する会合を23日に予定している。松本は、今季にホームで予定されている他の2試合も含めて、「サンプロアルウィンでの開催を第一の選択肢として動いているが、県の検討会の結果を踏まえ、開催日時などを調整する」としている。(小山裕一)