シャーザーが気迫の投球を見せ、マウンドにやってきた監督も追い返した(C)Getty Images ブルージェイズとマリナ…

シャーザーが気迫の投球を見せ、マウンドにやってきた監督も追い返した(C)Getty Images

 ブルージェイズとマリナーズのア・リーグ優勝決定シリーズ第4戦は現地時間10月16日、ブルージェイズが8-2で勝利。2勝2敗のタイとなった。

【動画】41歳右腕が見せた気迫!監督がマウンドに向かうも追い返す

 この試合、ブルージェイズの先発には41歳のベテラン右腕、マックス・シャーザーが上がった。6回途中3安打2失点に抑えると、ポストシーズンでは自身6年ぶりとなる勝利を挙げた。

 『MLB公式サイト』は、「シャーザーはマウンドで感情を露わにし、その夜に起こりうるあらゆる悪い流れに激しく抵抗していた。シャーザーが銀行員やタクシー運転手であれば、41歳という年齢は問題ないだろうが、彼はそのどちらでもない。彼はピッチャーだ」と伝えた。

 「彼はいつまでもピッチャーであり続ける。彼は、その役割が自分から奪われる可能性に対するあらゆる考えに怒りをぶつけていたのだ」と、5-1で迎えた5回二死一塁の場面でマウンドにやってきたジョン・シュナイダー監督に怒りをぶつけ、交代を拒否した。

 記事では「シュナイダー監督はまるでライオンに近づくかのような様子だった」と表現。「監督の左のスパイクがマウンドの土を踏んだ時には、シャーザーはすでに彼に向かって叫び、誰か他の人間にこの登板の終わりを決められるという考えに激しく抵抗していた」と記した。

 そして、ランディ・アロザレーナをスライダーで空振り三振に仕留めると「彼はグラブに拳を打ちつけ、雄叫びを上げながらマウンドを踏み鳴らした」と説明。

 「41歳の先発投手として当然のように身体と戦っているが、彼の頑固さには理由があった。シャーザーは、まだブルージェイズに捧げられるものが残っていることを知っており、周囲の全員をも納得させたのだ」と、この気迫の投球がチームに勝利をもたらした。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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