大谷の先頭打者三塁打はドジャースの歴史的な一打となった(C)Getty Images ドジャースの大谷翔平が現地時間10…

大谷の先頭打者三塁打はドジャースの歴史的な一打となった(C)Getty Images

 ドジャースの大谷翔平が現地時間10月16日、本拠地で行われたブルワーズとのリーグ優勝決定シリーズ第3戦に「1番・DH」で先発出場し、4打数1安打1得点の成績だった。チームは3-1で勝利し、2年連続のワールドシリーズ進出に王手をかけている。

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 試合前まで、大谷はポストシーズン8試合に出場して打率.147、2本塁打、6打点、OPS.599と不振を極めていた。

 しかし、初回の第1打席、オープナーとして先発した左腕のアーロン・アシュビーから外角低めのスライダーをうまく拾い、右翼方向へ運んだ。大谷は快足を飛ばして三塁打とし、続くムーキー・ベッツの適時二塁打で本塁に生還し、先制点の口火を切った。

 米メディア『ClutchPoints』は、大谷のこの一打について「ドジャースは、ショウヘイ・オオタニのこの先頭打者三塁打が、昨シーズンのMVPの長引くポストシーズンでのスランプ脱出のきっかけとなることを期待している」と伝えた。

 また、この三塁打に関して、『MLB公式』のサラ・ラングス記者によれば、ドジャースの球団史上3度目のポストシーズンでの先頭打者三塁打であり、48年ぶりの快挙だという。

 ドジャースの選手がポストシーズンで初回に先頭打者三塁打を記録したのは、ジミー・ジョンソン(1916年)、デイビー・ロープス(1977年)、大谷の3人のみだ。

 さらに、同記者は、大谷がこれで複数の先頭打者本塁打と少なくとも1本の先頭打者三塁打を放った唯一の選手であることも紹介。またしても新たな歴史を作り上げた。

 同メディアは「ドジャースは、オオタニのこの先頭打者三塁打が、彼が打席で復調したサインであることを願っている。この二刀流スターは、続く第4戦ではドジャースの投手としてマウンドに上がる」と綴り、大谷が2年連続ワールドシリーズ進出を決めるマウンドに立つことを伝えている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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