第78回秋季関東地区高校野球大会が18日に開幕する。茨城県代表として出場する下妻二(茨城1位)と下妻一(同2位)の監督…

 第78回秋季関東地区高校野球大会が18日に開幕する。茨城県代表として出場する下妻二(茨城1位)と下妻一(同2位)の監督はともに白球を追った高校時代の先輩後輩だ。「(両校が立地する)下妻市を盛り上げる」と言い合い、それぞれ初戦に挑む。

 下妻二の内田直道監督(41)と下妻一の鶴見和輝監督(39)は、ともに下妻一が母校だ。

 内田監督がエースで、1学年後輩の鶴見監督が中堅手だった2001年秋の県大会はベスト8まで進んだ。春の選抜大会、夏の全国選手権という「甲子園」をめざしたが、及ばなかった。

 内田監督が「一番仲の良い後輩」と言えば、鶴見監督は「練習終わりに一緒にコロッケやハムカツを食べたり、参考書を買いに行ったりした。ときには、監督に怒られたらフォローしてくれたこともあった」と振り返る。

 2人とも教員になろうと互いに約束したわけではなく、鶴見監督が「運命的」というように同じ指導者の道に進んだ。

 内田監督は社会科、鶴見監督は保健体育の教諭。両校は住所が下妻市下妻乙まで同じになるほど距離が近く、予定が空けば練習試合をしたり、3年生の引退試合をしたりしている。

 「相手の戦略や選手の特徴はわかっている」と口をそろえる両監督。今回の秋季県大会決勝で相まみえ、9―3で下妻二に軍配が上がった。

 関東大会への切符をゲットした両校の指揮官2人は10日、下妻市の菊池博市長を表敬訪問した。18日に浦和学院(埼玉2位)と戦う鶴見監督は「一戦一戦強くなってきた。地域を感動の渦に巻き込みたい」と話した。19日に駿台甲府(山梨3位)と戦う内田監督も「(下妻一と)切磋琢磨(せっさたくま)してきた。下妻のみなさんからの声援に感謝しながら臨む」と意欲を示した。(後藤隆之)