【NASCAR】第33戦:South Point 400/ラスベガス モータースピードウェイ(日本時間10月13日)【映…
【NASCAR】第33戦:South Point 400/ラスベガス モータースピードウェイ(日本時間10月13日)
アメリカで人気ナンバーワンのストックカーレース、NASCAR(ナスカー)の第33戦がラスベガスで開催。44歳のベテランドライバー、デニー・ハムリンがカップシリーズ通算60勝目となる記念すべき優勝を果たした。
ハムリンはジョーギブスレーシングに所属しながら、23IXレーシングのオーナーも務める“二刀流”ドライバー。かつてデイトナ500を2連覇したベテランで、ドライバーとしての腕も一流ながら、NASCAR界では観客を煽るなど“ヒール(悪役)”としても知られる。ハムリンが優勝をすると愛のあるブーイングで迎えられる人気ドライバーのひとりだが、今回のレースでは残り4周で首位に立ち、見事に今季6勝目を飾った。
フィニッシュ後、NASCARウィナーの定番行事でもあるバーンナウト(タイヤを空転させて白煙をあげる行為)で自らの優勝を祝う場面で、ハムリンが乗ったトヨタ・カムリの車内が映し出されると、ヘルメットのバイザーを上げて目頭を抑える姿が見られた。
そしてハムリンがマシンを降りると、現地の客席からはいつものようなブーイングは少なく、逆に大歓声で迎えられることに。その後、インタビューに答えたハムリンも、「いつもは憎まれ口を叩くけど、今日はファンの皆にすごく感謝してると」と語った。
さらにハムリンが涙を拭う姿を見せると、実況の野村達也氏も「ああ…少し感情を抑えきれない様子ですね」と語り、解説で現役NASCARドライバーの古賀琢麻氏も「ハムリンも涙目になるとブーイングが減るもんですね(笑)」とコメントしつつ、「強かったですね。素晴らしかったです」と称えた。
視聴者からは、「強いハムリンが帰ってきた」「今年チャンピオンいけるぞ!!」「ハムの目にも涙」「相当なプレッシャーだったか」「まぁ大台乗ったからね…」「今日はちょっとブーイングは無しかなー」「最後に目が覚めるようなレースだった」などハムリンの涙に同調するようなコメントが見られた。(ABEMA『NASCAR Groove』/(C)NASCAR)